浪漫飛行 ~ 老人の生死を賭けた神秘の島 編 ~ | 木村庄司の日々

木村庄司の日々

きむらしょうじのひびを書いていこうかなと・・・

いやー。まだ連載してたんですね。これ。


すっかり忘れてましたよ。。


また友達に書いてくれとお願いされて思い出してしまいました。


浪漫飛行シリーズ…


あまり記憶が思い出せないのですが、ノリでまた続きを書いてみようと思います。




初めて読む人はわからないと思うので説明しよう。


※浪漫飛行日記とは、木村庄司(22)が、ヒマと金を持て余していた時代。何をトチ狂ったのか、平成のコロンブスを目指して世界に羽ばたいてみた時のお話を、3割増しで物語調に語っている完全500%自己満的日記なのである。



前回のお話⇒

http://ameblo.jp/sho0765/entry-11264606843.html






ついにたどり着いた。


いつからだろう。


ずっと憧れを抱いていた。


あいのりで、その洞窟をみてから、ずっとずっと行きたいと思っていたのだ。




そして僕はついにたどり着いたのだ。



!!



もうこれは究極の神秘としか言いようがない。


とにかく僕はその日、朝からドキドキしていた。



朝起きて、一緒にユースホステルで寝泊りしていたマキ(赤髪)とマリ(金髪)とあと数人の日本人達と合流し、いざカプリ島へ出発。



うーーーん、気持ちいい!!

船、気持ちいい!

\(^O^)/


そうなのだ。青の洞窟のあるカプリ島へ行くには、ナポリからさらに船に乗ってちょっとした船旅をしなければならないのだ。


みなワキアイアイと話しつつ、いざカプリ島へ!



そして、到着!!(早っ)



さらにカプリ島から青の洞窟へ行くには、今度は小さい船に乗って、どんぶらこどんぶらこっこと揺られながら、洞窟の入り口の小さな穴へと進入せねばならないのだった。


木村庄司の日々

小さい船には船首がいて、+4~5人乗れる仕組みになっている。


ここで、誰と乗るか、一緒に来た日本人バックパッカー仲間達とじゃんけんで決める。


じゃん

けん

ぽーーーーーん!!


なぜか僕だけ負ける。


そして意味わからないが僕以外の人達はみんなで一緒に同じ船に乗る感じに。


なぜか僕一人仲間はずれで次の船に。


いや、そこは半々で乗ろうよ。。。


と言いたかったけど、あれよあれよという間にそうなってしまったのだ。


さらに!!


僕が一人寂しく船に乗ってみたら…そこにはなぜだか、「オマエ、死にかけだろ!?」ってくらいの80歳くらいの裸のじいさんが一緒に船に乗っかってきやがった。


てか、どっからどうみてもこの80歳のじいさんは浮浪者にしか見えない。


(u_u;)


このじいさんは本当に青の洞窟を見物しにきた人なのだろうか。


と、いきなりじいさんに話しかけられる。




「♀$%дЯⅵ…」




何言ってるかわからない(゜д゜;)


僕は正直英語とイタリア語とフランス語の区別もつかないくらいの純日本人。わかるはずもないのだ。


そしていつもの


「イッツ・グー!」


とだけ返して、いざ!船首と僕とそのじいさんで青の洞窟へと出発だぁぁーーい!!





その日の天気は荒れていた。


天気が荒れている日は青の洞窟への出向は中止になることも多々あるらしい。それは洞窟へ入る入り口が狭すぎて、波が上下に揺れると、岩に頭をぶつけて危ないからなのだ。なんとも殺人的な洞窟なのである。


僕達3人を乗せた船もまたしかり。


船首「どうする?今日は波が高いぜ?坊や。」


みたいなことを尋ねてきたので、


僕は「イッツ・グー」と返しておいた。




多少波が上下に揺れてるが、あとは運を天に任す!そして出航!!!




洞窟の入り口までのカウントダウンが始まる…


残り10メートル


9メートル、


8、7、6…


船首「ここから波がさらに激しくなるぜ!洞窟に頭ぶつけて死ぬかもしれないから、しっかり頭ひっこめてうずくまって亀になれ!」


みたいなことを叫んでたので、


僕も「イッツ・グー」と返して、


小さくうずくまって身を潜めて亀になった。


そしてふと、じいさんのほうを見てみると…




(゜д゜;)




か…

亀になってない!!


てか、さっきと変わらずボケーっと普通にあぐらかいで座ってる。おまけに目も据わってる。てか口開けてボーっと空を眺めとる!!


知らん。


もう俺は知らんぞ。


洞窟の入り口で首持ってかられても俺は知らんからな!


俺はジャパニーズ侍だが、生首は持って帰ってやらんぞ!




…なんて思いながら、

いざ洞窟まで残り3メートル、2、1…




(・∀・)奇跡





波がちょうど洞窟に入る瞬間に低くなって、じいさんは頭すれすれで洞窟の入り口に入ることができた。


正直に言う。たまたま波が高かったら、100%このボケ老人は頭を岩にこすりつけて死んでいただろう。


神か!こいつ、実は全てを掌る神なのか(゜д゜;)




…なんて、じいさんに想いを馳せていたのも束の間。


次の瞬間、


僕は感動した。


この旅一番の感動だ!


木村庄司の日々

そこに広がる絶景は神秘・オン・ザ・神秘。


もう神秘以外の何者でもない。


てか、写真じゃ伝わらない。


実際の目で見ないことには、この感動は…。





もうね。ボーっとしてたよ。呆然と。ただただその青の美しさにね。


そしてこの感動を伝えようと思ったけど…


船首は仕事で毎日見てるから感動がないし、じいさんはボケてて目の焦点があってないし、一緒に来た日本人仲間は向こう側の船でみんなでワイワイ盛り上がってるし…


(´Д`)


誰にも伝えられない。この感動。誰にも。


まぁいいや。

この目でみれたのだから。

頭の中に鍵をかけよう。

この自然から作られた風景を。


そんなこんなで、僕達はカプリ島を脱出した。


そして海辺ではしゃぎながら、ただただ丸1日自由な時間と自然の感動を堪能しまくったのだった。


ありがとう。イタリア。


最高だったよ。カプリ島。


そしてじいさん死ぬなよ。アデュー。





イタリア編終わり。




次回、マキやマリとの別れ。そしていざギリシャへ。いよいよヨーロッパ最終章。何かが起きる…