二宮実家

)大丈夫?

大貴)俺は平気

蒼志)ん。

)座る?

蒼志)ううん。

大貴)手繋いでたら平気?

蒼志)うん。

)よし、いくよ?

蒼志)うん。

 

ピンポーン

二宮ママ)和に弟さんじゃない。

入りなさい。

)うん。

親父はいる?

二宮ママ)和室でまったりしてる。

)さんきゅ。

蒼志)お邪魔します。

大貴)お邪魔します

二宮ママ)どーぞ。

 

リビング

)蒼志平気?

蒼志)ん。

)かぁさん、温かいお茶ある?

二宮ママ)今入れるからまってて。

)うん。

大貴)蒼志、大丈夫だよ。

ね?

蒼志)でも。

大貴)俺も和にぃもそばにいるから。

蒼志)うん。

二宮ママ)はい、どーぞ

)飲んだらいけそう?

蒼志)うん。

)うん。

さっきよりは平気そうだね。

蒼志)うん。

ごめんなさい。

)大丈夫だよ。

もういらない?

蒼志)うん。

 

和室

)父さん、和

二宮パパ)入りなさい。

也、大貴、蒼志)失礼します。

二宮パパ)これ、大貴くんと蒼志くんに

大貴)あ、はい。

二宮パパ)それ、君たちのお母さんからの預かり物

大貴)あ、はい。

)父さん、俺大貴達の兄でいいんだよね?

二宮パパ)ああ。

戸籍にも書いてあったろ?

)うん。

でもさ、どうして離れ離れにしたの?

二宮パパ)俺はずっと一緒にいたかったよ。

俺は強制されたんだ

大貴)そうなんですか。

蒼志)かあさんがあんなのは昔から?

二宮パパ)うん。

ごめんな。

守れなくて。

蒼志)ううん。

あえて嬉しいです。

二宮パパ)よかった。

嫌われてるのかと思ったよ。

)そうだ、蒼志あれ見せてあげな?

蒼志)あ、うん。

今日卒業式だったの。

二宮パパ)そっか。

おめでとう。

蒼志)ありがとう。

二宮パパ)どこいくの?

蒼志)写真の専門学校

大ちゃんに教材費だけ出してもらったんだけど

大貴)あれ、教材費だったんだ。

蒼志)入学費は?

蒼志)入ってからでも奨学金は借りられるし。

二宮パパ)出してあげるよ。

用紙持っておいで?

蒼志)いいの?

今月末まで

二宮パパ)わかった。

蒼志)あ、鞄中に入ってるかも。

)見ておいで。

蒼志)うん。

二宮パパ)お前、柔らかくなったな。

)そう?

大貴)うん。

前はあたりきつかったもん

)そっかぁ。

ごめごめん。

蒼志)あったー!

二宮パパ)見せて?

蒼志)あ、うん。

)写真の専門だけあって高いのな。

蒼志)大丈夫

二宮パパ)任せなさい。

蒼志)はーい

)じゃ、帰るか。

大貴)うん。

二宮パパ)また、ゆっくりできるときにおいでよ。

)そうする。

あ、マネから

大貴)撮影?

)webの。

今日事務所で撮るって。

大貴)これからいくのか。

)うん。

二宮ママ)帰る?

)うん。

また今度3人でくるよ。

二宮ママ)はいはーい

也、大貴、蒼志)お邪魔しましたー。

二宮ママ)はーい