本記事では,

MIDI検定一級を受験するに当たって作成した,

自分用の制作フローチャートを以下に記す。

尚,ファイル名は最終的には,

指定のファイル名で提出する事になるので,何でも良い。

 

 一次審査用データCD(提出物1)の作成

 一級試験一次審査は,

 ピッチとタイミングのみの採点

 となる為,

 不必要なデータは入力しない方が無難である。

 

1.   セットアップ・ファイルの作成

AMEIホームページからダウンロード可能な,

 

MIDIファイルテンプレート(二級二次で用いたファイル)   

 「Setup_Template.mid 」

を,Domino へ読み込み,セット・アップ用として,

Dominoファイル

 「Setup.dms」

を,作成する。

 

チャンネル毎に、

 「1小節目で送信設定されているシステムパラメータ」

を,編集する。

その際、不要なチャンネルも削除する。

 

編集終了後、

  MIDIファイル「Setup.mid」

として書き出す。

 

2.   スコア作成

  MIDIファイル「Setup.mid」

を,Finaleに読み込み,

Finaleにスコアを入力する。

 

作成終了後、

  MIDIファイル「Score.mid」

として書き出す。

 

3.   DAWにインポート

  MIDIファイル「Score.mid」

を,Logic Pro Xにインポートし、

各パートの音程・タイミング等の,確認及び補正を行う。

 

◉ 確認事項

 ・  チャンネルの一致

 ・  テンポ

 ・  音程

 ・  タイミング

 

 作成終了後、

   MIDIファイル「SMF_Provisional.mid」

として書き出す。

 

4.   MIDIファイルの作成

  MIDIファイル「SMF_Provisional.mid」

を,Dominoへ読み込む。

 

最終校正を兼ね、再度確認する。

 

◉ 確認事項

 ・  曲のプロパティ

 ・  conductorパート

 ・  システム・エクスクルーシブ・メッセージ

 

問題が無ければ、

  MIDIファイル「SMF.mid」(Format 1形式)

として,書き出す。

 

5.   MIDIデータの確認

「Quick Time Player」,「Windows Media Player」

等で,出音の確認をする。

また可能であれば,バイナリー・データを表示し,

MIDIデータに問題がないか確認する。

 

6.   MIDIファイル(提出物1)の完成

MIDIファイル「SMF.mid」

を,データCDに書き出して,

提出物1の完成である。

 

7.   MIDIファイル(提出物1)の再確認

書き出し時に不要データが混入する可能性がある為,

完成した「SMF.mid」を再度開き,

データの確認をする。

 

8.   MIDIファイル(提出物1)の名称変更

完成した「SMF.mid」のファイル名を,

指定のファイル名に変更する。

 

9.   MIDIファイル(提出物1)の完成

これでMIDIファイル(提出物1)は完成です。

 

 二次審査用オーディオCD(提出物2)の作成

 

10.   オーディオ・ファイルの作成

  MIDIファイル「SMF.mid」

を,Logic Pro Xに読み込み、

各パートの音作りを行う。

 

11.   ミキシング・マスタリング

Logic Pro Xで,

ミキシング・マスタリングを行う。

 

12. WAVファイル(提出物2)の書き出し

再生確認の上で問題なければ、

WAVファイル「Audio.wav」

       (フォーマット:CD—DA形式)

を,オーディオ・CDに書き出して,

提出物2の完成である。

 

13. WAVファイル(提出物2)の名称変更

完成したWAVファイル「Audio.wav」のファイル名を,

指定のファイル名に変更する。

 

14. WAVファイル(提出物2)の完成

これでWAVファイル(提出物2)は完成です。

 

 作業レポート(提出物3)の作成

 

15. 作業レポート(提出物3)の作成

制作に関する作業レポートを記入する。

 

◎確認作業

 

16. 各提出物の確認

各提出物を気の済むまで確認しましょう。

 

 

以上が,制作フローチャートである。

 

その後の郵送等の方法に関しては,

配布される規定書を良く確認して行うこと。

 

各々が使用しているソフトや機材によって,

それぞれ異なるフローチャートになると思うが,

スムーズに試験を進める為に,

自分用のフローチャートは,

確立しておいた方が良いだろう。