十六進法は一般に,十進法で用いる0〜9にA〜Fの6つを加えた計16の数字を用います。

 

前回の記事,二進法の最大の欠点は,

桁数が多くなってしまう事です。

255を二進法表記にすると,

 

11111111

 

このように,8桁になってしまいます…。

十六進法表記ではどうなるでしょうか?

 

FF

 

2桁で表せてしまいます!

二進法の4桁を十六進法では,

1桁で表せてしまうのですね。

これは,

 

 

上記の関係があるからです。

 

この表を見てください。

 

 

二進法の4桁の全パターンも十六進法の1桁の全パターンも16通りで,

互いに余す事無く,1対1対応しています!

そしてこの後(上表,十進法の16から)の,

十六進法の2桁目は,二進法の5桁〜8桁に

十六進法の3桁目は,二進法の9桁〜12桁に…

という具合に,一対一対応します。

 

これを踏まえて,

二進数01001001を十六進数に変換するとどうなるでしょうか。

 

 

この方法で何桁でも, 変換できます!

2進数表記だと桁数が多くて見にくいですが,

16進数表記にすると,見やすくなります。

 

 

ちなみに上図の数字の末尾のB,Hは,

何進数か分からなくなるのを避ける為のものです。

B (Binary):二進数

H (Hexadecimal):十六進数

 

以前の記事で書いたMIDIデータも,

実は16進数表記だったのです。

 

 

これを二進数で書いたとすると…

 

 

このように,膨大な桁数の0,1が並びます…!

 

以上,十六進法に関してでした。