まだまだ働いてくれる

Mac Book Pro

 

こういう経緯からSSDを交換して

大広間で作業するために

JetDriveで進めてゆきたいと思いますが

マニュアルには無い事象が続発

 

ここでは、かかった時間と

要注意ポイントを記載しておきたいと思います。

 

まず、今回のアップグレード対象は

Mac Book Pro Retina 15インチ

Mid 2012です。

 

Appleでオーダーして買ったときには

Core i7 / 16GBメモリに

カスタマイズしておいたのですが

その頃のSSDはまだ高く

256GBモデルを選定していました。

 

このSSDを交換して

大広間を得ようとする計画です。

 

SSDの選定はこちらから。

 

Jet Drive Liteは

SDXCカードと変わらないため

Jet Driveにしました。

 

モデルによって大きさなどが変わるため

Jet Drive 420/500/520/720/725とあるので

要注意です。

 

今回はJetDrive 725の960GBモデルとしました。

 

{E367D6A1-9EB1-4306-A726-B871B63242B7}

 

 

 

日本語のマニュアルはこちら

 

そして、サイトやYoutubeには

取り付けのビデオもあり、本当にカンタンです。

Upgrade your MacBook

with Transcend's JetDrive 500/520

(for Mac OS X 10.11 El Capitan - Full Version)

 

・・・ しかしです!

 

このマニュアルにもビデオにも載っていない

大事なポイントがあるのです。

 

マニュアルやビデオには

移行の方法はありますが

サラッと書いてあるだけです。

 

また、ビデオは

サイトではなくYoutubeでみると

500/520とあるので

MacBookAirのものなのです。

 

 

まず、現在のOSXでは

暗号化がかかっているので

このような操作のままでは

データの移行ができません。

手順は サラリと コケます。

 

・・・備忘録として

また、今後のかたの参考にまとめました。

(自分が行った手順ですので

 実際に行われる方は個人の責任でお願いします)

 

 

❶Time Machineにバックアップ

念のため、TimeMachineにバックアップしておきましょう。

 

自分のMacはi7/16GB/SSD256GBモデルで

空き容量は一時的にたったの1.2GB(-。-;

再起動してキャッシュクリアしても

2.21GBと残念なモノですが

 

こちらをいつもの

Thunderbolt2経由のRAIDではなく

今回は新たにThunderbolt経由で

WD My Passport Pro RAID 4TBに

バックアップします。

 

1)初回バックアップ完了を待機中(数分)

 

2)残り時間を計算中(数分で時間が出てきます)

 

3)初回バックアップが完了しました

 ・・・約1時間15分でした。

 

 

(まずは、マニュアル通りに・・・)

❷とりあえずフォーマット

JetDrive725を箱から取り出し

附属のケースに入れます。

 

1)MacBookProをシャットダウンします。

 

2)手を洗って乾かし、金属などに触れて帯電を逃します。

 

3)切り欠きを間違えないようにして

 ケース内部のUSB変換ボードに挿します。

 

4)USB3.0ケーブルを繋ぎ、macに挿します。

 

5)MacBookProの電源を入れ

 すぐに [Command]キーと[R]キーを

 画面が出てくるまで押し続けます。

 

6)OSユーティリティが出てくるので

 「ディスクユーティリティ」を選びます。

 

7)間違えないように左のリストから

 外部-JetDriveTranscend Media...を選びます。

 

8)名称は JetDriveなど(任意)

 フォーマットはOSX拡張(ジャーナリング)

 方式はGUIDパーティションマップ

 を、選んで、[消去]をクリックします。

 ・・・すると、ほんの数秒でフォーマットが終わります。

 

 

❸本体データの移行(マニュアル通り)

macのデータ移行は

Windowsなどに比べて本当にカンタンです。

さすが、Appleのアーキテクチャです。

 

ここでしかし!ポイント

マニュアル通り行うと、できません

 

こんな感じになって

こんなエラーが出ます。

 

 "(null)"から"(null)"を復元中

 復元プロセスを完了できませんでした。

 続けるには”完了”をクリックします。

 

 Validating target...

 Validating source...

 Source volume format on device ”/dev/disk0” is not valid for restoring

 Could not validate source -error 254

 操作が失敗しました...

{952283E3-AD60-419B-B543-9ACD945BE21E}

 

まぁ、コレはドライブ同士だから違うよね。

 
 
次に、その下のトコロを選んで行うと
こうなります。

 

 "Macintosh HD"から"JetDrive"を復元中
 復元プロセスを完了できませんでした。
 続けるには”完了”をクリックします。

 

 Validating target...

 Validating source...

 Could not recognize ”/dev/(null)” as an image file

 Could not get source volume name

 操作が失敗しました...

{7E4D773B-EE36-46E9-8AFE-EC585A8ACFE4}

・・・でどうするの?

 

【×】左側のリストから

  何を選んでも同じです。

 

【×】[イメージ]ボタンから探してもダメです。

 

ちゃんと、マニュアル通り

MacintoshHDをソースに選んでいるのにね。

 

でも、よく左のリストをご覧ください。

グレーアウトしていませんか?

本体のドライブがマウント出来ていないというのです。

 

いろいろなサイトを検索すると

 1)グレーアウトしたものを選び

 2)上のほうにあるアイコン”マウント”をクリックする

というものですが、それもできません。

 

また、SSDが壊れちゃっているかもというものもあります。

ディスクユーティリティから

FirstAidを実行して、修復しなさいとも言います。

でも、たいていは

このように問題無いと言われます。

(ココでもし問題があれば、しっかり直しておきましょう)

 

 

Macを再起動して、通常起動すると

ちゃんとしっかりログインできます。

・・・ということは、マウントできているということです。

 

 

【×】では、OS起動後の処理は?

 

・・・で、OSを起動したのち

このディスクユーティリティを起動して

復元しようとしても

一見、上手く行きそうに見えますが

ご存じの通りダメです。

 

 "Macintosh HD"から"JetDrive"を復元中
 復元プロセスを完了できませんでした。
 続けるには”完了”をクリックします。


 Validating target...
 Validating source...
 Source volume is read-write and cannot be unmounted, so it can't be block copied

 操作が失敗しました...

 

 

あぁ、どうするの?

何をやっても、ダメ!

 

・・・でも、あきらめなくても大丈夫。

問題はセキュリティな だけ です。

File Vaultの設定が、これに響いてきているのですね。

 

 

❹FileVaultのチェック

Macが起動している状態で

りんごマークから

> システム環境設定

> セキュリティとプライバシー

> FileVault を選びます。

 

すると、中ごろに、こんなメッセージがあります。

 

ディスク”Macintosh HD”のFileVaultは  になっています。

 

そうなんです、暗号化されていると

OS外でログインした際に、あたりまえのように

デバイスは壊れていなくても

マウントできないようになっています。

 

・・・なので、これを 切 にすれば良いのです。

 

 

!但し!

 ・ しっかりと電源コンセント給電されていること

 ・ 作業時間に余裕があること

の上で、行いましょう。

 

1)鍵アイコンをクリックして 切 にすると

 再起動がかかります。

 

2)再起動後、これが完了ではありません。

 ここからが長いです。

 自分の環境では、最初 ”あと21時間”と出ました

 途中5時間になったり、8時間に上がったりしましたが

 実測では 46分27秒 でした。

 

3)完了後も 入 のままの表示なので

 いちど、ウィンドウを閉じて

 再度確認してみましょう。

 

ディスク”Macintosh HD”のFileVaultは  になっています。

 

 となっていれば、OKです。

 macの電源を完全に切りましょう。

 

 

❺本体データの移行(再試行)

1)附属のケースに入れたJetDrive725をUSBコネクタに挿します。

 

2)MacBookProの電源を入れ
 すぐに [Command]キーと[R]キーを
 画面が出てくるまで押し続けます。
 

3)OSユーティリティが出てくるので
 「ディスクユーティリティ」を選びます。
 

4)間違えないように左のリストから
 外部-JetDriveTranscend Media...を選びます。

 

5)その下にある、先ほど名前を付けたメディアを選択します。

  (ここではJetDrive)

 

6)イチバン上のリンゴマーク列のメニューから

  >編集

  >復元...

  >復元元に、間違えずにMacintosh HDを選びます。

  ※デフォルトでは

   Apple disk image Media

   APPLE SSD SM256E Media

  などが出ているかもしれませんが、変更しましょう。

 

7)ここで、やっとスタートです。

 

 "Macintosh HD"から"JetDrive"を復元中
 Restoring

 

 Validating target...
 Validating source...
 Validating sizes...

 Restoring 

約10分程度で

 Verifying

に変わります。

 

その後

 Remounting target volume...

 操作が完了しました。

{B5675A01-1686-47AF-917D-2061F9AF7387}

・・・ と出れば、正常終了です。

   トータルで 約23分52秒 かかりました。

 

こんなにカンタンに、OSまで移行できちゃうmac

Windowsも見習って欲しいなぁ。すげー!!

 

 

次は、いよいよMacを分解です。

 

 

❻Mac Book Pro Retina15 の分解

デザインの設えがカンペキなApple

ネジひとつも、要注意です。

 

まず、普通のプラスとかの精密ドライバはNGです。

ネジが全く違います。

 ・ T5ドライバ

 ・ P5ドライバ

の2種類が必須となります。

 

{441045A2-90FF-400C-A6AA-8DB2A942E904}
 

 

 

また、ネジの大きさも若干異なるように見えますので

イチバン良いと思うのが

単純なセロハンテープです。

 

上段用

中段用の左右2つ

下段用

・・・などと、3つほど

長くビリーっと机に貼り付けて

外したところと 必ず同じところに使うように

ネジを貼り付けてゆきましょう。

 

 

 

もちろん、ペットボトルのキャップや

もっとちゃんとしたケースも良いのですが

ペットボトルのキャップとかですと

もし動いてしまったら・・・!

シャッフル・マジックのように、分からなくなります。

単純な粘着テープがイチバンかも。

 

まずは、予習でこちらのビデオを見ましょう。

 

使うのは、P5スクリュードライバです。

山をなめてしまわないように

トルクに注意しながら、まわしましょう。

場所によっては、少し角度が付いていますので

単なる垂直に立てるのではダメです。

角度も要注意です。

 

ネジはひとつひとつ

同じ位置になるよう、場所が分かるように

セロハンテープにくっつけてゆきます。

 

{832A8EC6-0249-4EA2-9CA9-A37503883085}
 

 

 

フタを開けると

素晴らしいAppleのデザインされた

基盤が出てきます。

 

また、裏蓋カバーも素晴らしいこと。

 

{3A80DCD1-D7F2-4B34-9098-25FF9D6FAA63}

 

イチバン驚いたのが

これほど使っているのに

ホコリが溜まっていないこと。

 

エアーで飛ばしても

全然ホコリが無い!

 

Windows機だったら

ホコリがギッシリですよ。

 

 

❻Mac Book Pro Retina15 のバッテリ端子

ここで、またもやQuestionポイントです。

Transcendさんのビデオによると

バッテリ端子は画面左側にあって

すっと抜ける端子ですが

{ED10F13D-0041-467F-8872-CFB201ACAECF}

↑ビデオでは左側

 

 

 

 

 

{E7EA7164-A831-4E2D-8666-60CFA1F47C9E}

 

MacBookPro Retina15には、ありません。

パッと見ると、では無く右側にあるように思えます。

 

 

まずは、再度手を洗って乾かし

金属などに触れて帯電を逃しましょう。

 

そして、黒いシールを剥がしてみると

バッテリー方向から出ている

シート上のコネクタが。

 

これ、どうやって外せっていうの?

もし、切れたら終わりです。

 

ここでしかし!ポイント

・・・コレ、違いますよ~!!

 

{072D495F-D141-4633-BD08-43DE60AD425F}
 

 

 

 

※ここに分解のヒントがあります。

MacBookProRetina15 Mid2012

※他の製品もたくさんあるので

 良いですね。こちらのサイト!!

 IFIXITさんのRepair Guides

 

1)まずは、再度手を洗って乾かし
  金属などに触れて帯電を逃しましょう。

 

2)中央に大きなフィルムシールがありますよね。

  まず、これを剥がします。

 

3)すると、また黒いシールが出てきますので

  これを剥がします。

 

{8F3CF867-5A9E-48F2-8727-FFD564BA2622}
 

 

 

4)はい、出ました。コネクタ。

  これを他の端子に触れないように

  上に上げるように、抜きましょう。

 

{300C8B36-44B3-4B35-A90A-9B2491C77AC8}
 

 

 

 

 

 

❼SSDの交換、取り付け

あとはかんたん。

本体のSSDを取り外して

Transcendの960GB SSDを取り付けるだけ。

 

ドライバーは先程のフタとは異なり

T5スクリュードライバーです。

 

あとは、バッテリーからのコネクタを

しっかりとはめ込み

 

シールも元通りにもどして貼って

 

フタをP5スクリュードライバで

締めてゆきます。

 

このとき、裏蓋を抑えながら締め付けると

なかなか良い感じに取り付けられます。

 

➑Macを起動しましょう。

ちょっとドキドキですが

Macに通電し、電源を押します。

 

おぉ~!ちゃんと起動しました。

ここで、時刻が変わっていましたが

ログイン後は正常な時間に戻りました。

 

アプリもまったく全然入っています。

 

動きも同じです。

 

このMacについて・・・のストレージ領域も

しっかりバッチリ、空き容量が増えています。

 

 

ここで、念のため

りんごマークから
> システム環境設定
> 起動ディスク

を選んで、

鍵のアイコンをクリックしたのち

MacintoshHD を選び、再起動しておきましょう。

 

・・・これで、もう大丈夫。

 

あと、取り外したSSDは

附属のUSB3.0ケースに入れ替えて

外付けディスクまたは万一のバックアップメディアとして

利用できます。

 

あとは、お好みで❹のFileVaultについて

セキュリティをかけておきましょう。

(また、時間があるときに)

 

 

さて、作業環境が整いました。

 

がんばりますか~!!