学校の序列を語る時、偏差値の数値が使われます。

偏差値の高い学校が良い学校で、偏差値が低いと…。

でも本当にそうなのかなって。

 

どこで見かけたのかは忘れてしまったのですが、下差しのような話を読んだ事がありまして。

『偏差値というのは受験の際、自分がその学校に合格出来るかを判断する為に生み出された数値。偏差値が高いというのは合格し難いというだけで、学校の中身を保証するものではない』

 

 

うちは子ども2人、かなり偏差値の開きのある高校に進学しました。

みん高での数値なら25以上違います。

では息子高校(偏差値70超)は良い学校で、娘高校(偏差値40前半)は悪かったのか?

 

いえいえ、そんな事ないんです。

確かに大学受験では娘はえらく苦労しました。大学受験には向いてない高校だったとは思います。

でも学校生活は楽しそうだったし活気がありました。

部活や文化祭・体育祭、その他の活動でいろいろな経験を積ませてもらって、社会に出る為の力になっていたと感じます。

娘高校の先生方、頑張ってはったよな~っておねがい

 

 

それとは別の話になりますが、私立薬学大学院に通う甥っ子かおりまして。

彼は大学受験時、薬学ではない学部で国立大学に受かっていましたが、どうしても薬学に進みたいと親に頭を下げて私立大学に進学しました。

6年間の課程を終え、博士課程に院進したのですが、その際完全に独立しております。

研究を評価されて機関からの給付奨学金を取り、研究者として認められて一定の収入も得ているのです。

ネットで名前を検索すると華々しい内容がヒットします。

創薬研究者としての道が確約されているのでしょう。

 

彼、受験ブログ界隈なら自称進学校などと揶揄される高校出身です。

国立薬学は学力的に届かなかった。

でもたとえ旧帝大薬学に進学されたお子さんでも、彼ほどの成果を上げられた人は少ないと思います。

 

娘や息子、甥っ子を見ていて思うのです。

人間、偏差値の高さだけでは決まらないと。

 

どの学校に入るかより、そこで何を為すのかの方が大きいと思うのです。

偏差値よりも中身の方が重要です。