模試の判定、特に私大の判定は要注意です。

その模試が計りたいものを計っているかの確認が要ります。

どういう事かと言いいますと。

 

娘は受験時、河合塾全統マークを受けてました。

その中で気づいた事がありました。

 

第1志望の公立大はずっとD判定。

受験はしませんでしたが候補に挙げていた第2志望の公立大はC判定でした。

これらは本当にその通りで、共通テスト(センター)の結果は第1志望のボーダーに少し足りず、第2志望ならボーダーを超えました。

 

問題は私立です。

現役時は私立は受験しないつもりだったので、模試の判定は必要なかったのですが、欄を埋めなくてはいけないような気になったらしく、知っている大学を片っ端から書いておりましたニヤリ

 

私立美大は学科なしの実技のみという所が多いです。

ですので判定不可になっていましたが、一部D・E判定がついていました。

どういう事?と調べれば、それらの美大は学科のみの入試形式があったんです。

 

実技なしで美大に入ってどうするんだという問題は置いといて

学科のみという事で、かなりの高得点が要求されるのだと思います。

でももし娘がその私大を受験するなら絶対実技で受験するし、まあ問題なく受かるであろう大学でした。

だからこのD・E判定は必要のない所を計った判定で、全く意味のないものでした。

 

これは美大だけの問題じゃないと思います。

共通テスト模試で計れるのは共通テスト利用入試の力です。

推薦入試の力は計れないし、一般入試の力も上手く計れるかどうか怪しいです。

模試選びは重要だと何度も書いている理由でもあります。

 

私大は入試形態が多数あるので、自分の受験する予定の入試形式を突破する力がついているかを計らなくてはいけません。

模試よりも過去問がどれだけ解けるかの方が信用できる場合もあると思います。

判定に振り回されず、必要なものを選び取る事が大切だと思います。