米は日本人には欠かせない食べ物であり、どら自身大好物です。
ただ今回は、少々違った視点、ともすると米批判になってしまうかも知れません。

田んぼと聞けば誰もがすぐに想像することもできるでしょう。数千年と続く水稲栽培。あれ、不思議ではないでしょうか。

あのような栽培方法で育てる植物は他にない。
稲というひとつの植物だけを目的に開発されたモノカルチャーですが、自然界から見れば不自然な形態をとる。
畑に一種類の作物だけが並ぶ単一栽培が不自然であるように、この栽培方法もまた不自然であるにも関わらず、なぜ昔の人たちはこれを採用したのかと、どらはつくづく思っていました。

なぜ、水稲栽培でなければならなかったのか?
なぜ、水稲栽培をしてまで米を作らなければならなかったのか?
陸稲だってあるのに。麦も稗も粟もあるのに。芋だって育つのに。

「大陸から伝わった稲作が広まっていき〜・・・穀物によって安定した食料供給と定住生活が可能になり〜・・・」と歴史の授業ではよく言われます。

大陸から日本に伝わったのか、日本から大陸へ広まったのかはともかくとして、これは人々を束ねて管理したい者にとって非常に都合が良かったと考えます。

小麦や他の作物でなかった理由は、「日本」と呼ばれた土地々々が、素晴らしく肥沃であり、作物に溢れていた。その為、人々は食べることに何ら労することもなかった。

ただし、このような状況は支配を目的とした勢力にとって不都合です。彼らは人々に、【何らかの仕事に常に従事させて置かなければならない。】今もそうであるように。人々をなるべく自然と調和した状態から離すことが第一だったのでしょう。

日本という場所はあまりに肥沃であったために、あえて水稲栽培という方法を持ち込み、農を初めて農業という仕事に変え、この土地の人たちに従事することを強いたのだとどらは考えています。

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ところで

この水稲栽培は、古事記によれば天照大神が孫のニニギを通して地上へ広まらせたという伝説があるわけですが・・・どらはどうしても、不信感を拭えないのです。

アメノミナカヌシを差し置いて、自分が創ったわけでもない地球にずかずかとやってきて、「自分がこの地上を治める」などといったこの天照大神とは何者なのでしょうか。
これ、会社だったらどうですか。こんなんが社長に就任したら、超絶ブラックまっしぐらですよね(笑)

そしてこの神は、支配層にとって都合のいい稲の水稲栽培を持ち込んでいるのですから。
この天照大神という神について再考せずしてこの伝説を手放しで崇めるのは如何なものかと思うのです。

どらは神々の世界のことはまっっったく知りませんが、聞くところによれば、いま地上の実務を執っているのは天照大神ということです。

米から神へと話が転がってしまいました。
どら的には、現在のような米作りは、今後発展してはいかないように思っています。完全になくなりはしないけど。
現在そうであるように、全体として衰退するのではないかなと。

天照大神が今のこの地上の有様を見てどう思っているのか、聞いてみたいものです。