閉じ蹲踞をしていると、かすかな意識を感じた。
「・・・見せる・・・」と。
気のせいかなと思っていると、次第にあるイメージが流れ込んてきた。
大きな鳥に乗ってる自分。自分よりもずっと大きな鳥だ。
とても愉しそうに大空を飛んでいる。
大地は自然豊かで、現代とはまるで違う。どの時代なのだろう。それにこんな大きな鳥は知らない。
ふと、以前見た夢を思い出していた。
自分の目の前に巨大な卵があって、卵の大きさたるや、、、3mはありそうだ。
その時僕は、それが卵なのか、それとも繭なのかがはっきりしなかったけれど、それが脈動していることから、生きているということはわかった。
この鳥は、あの卵から産まれたのか?
その日の夜、床についたときにもイメージが送られてきて、それは大きな雛に僕がえさをやっている場面だった。なにかナッツのようなものを砕いて雛に食べさせていた。
それと、なにかおかしい。
あれは鳥のはずなのだけれど、二本脚であった気がしない。四足動物のような立派な四本脚だったと思うのだ。
まるで、伝説上の動物グリフォンのように思えた。
実在したのか?それとも創ったのか?
時代はわからないけど、人間の意識エネルギーが現在よりも遥かに発達していた時代だと思う。
当時の人間は、意識エネルギーをつかって生命を操作することができた。
きっと、どこかで間違いを犯してしまったのだろう。
多くのものはもう残っていない。
その当時の人たちも。
地球規模の大災害や大きな滅びが起こるのは、人間が重大な間違いを犯したとき。
間違いは
人間の精神が堕落することによって起こる。