side翔



唇を合わせただけのキスを数秒して
チュッと音を立ててから離れる


頬に手を添えたまま
親指で下唇をなぞって


「どう?」
と問いかけた

瞳を開けた潤は
数センチしかない距離のままで

「翔くんの唇、柔らかくて気持ちいいね。
もっとって言ったらしてくれる?」
なんて言って、上目遣いで俺を誘う

おぉ、マジか…
なんてそそる表情

潤の唇も想像以上の柔らかさでたまらない
あぁドキドキする


「勿論だよ。」
そう言って俺は再び潤の唇に自分のを合わせた


先程の合わせるだけのキスよりも、もっと深く…

啄む様に
チュッチュッと音をたててから
下の唇をペロリと舐めて唇を割ると
小さく隙間を開けてくれたので
そのまま潤の口内に舌を侵入させた


「んんっ…はぁ…」
鼻だけでは息苦しくなった潤が
口で息をしようとすると
そのまま声が漏れてくる

それがまたそそられるというか
もう…理性との戦いになりそうだ

肩に乗せていた左手を後頭部にまわして
もっともっと深くキスをする
潤の舌を絡め取り存分に味わい
上顎を舌先で刺激すると

「んあっ…あぁはぁぁ…」

と潤が声を漏らした

唇を離して鼻先と鼻先をくっつけると
トロンとした瞳でこちらを見る

「…はぁ…しょ…くん…キス…きもちー」
力なくニコッと笑った


(あ、ムリ…だ…)
思ったと同時に反射的に俺は
潤をソファに押し倒していた

「じゅん…」

そのまま貪る様なキスを続け
潤も俺の首に腕をまわして積極的に舌を絡める

下半身に熱がたまってくるのを感じる

グイッと右足を潤の足の間に入れ込むと
潤の中心も硬くなっていた

「あっ…///」
潤がそれに気づいて真っ赤な顔でこちらを見る

「潤、嬉しいよ…ちゃんと反応してくれてる…」

「しょーくん…オレ…大丈夫?」

 「ん?何が大丈夫?」

潤は俺の首にまわした腕をグッと自分に引き寄せて首筋に顔をうずめると

「しょーくん…オレのこと抱ける?」
と言った

「当たり前!!」
食い気味に返事をして
抱きついていた潤の顔を離して目を合わせてから

「もう、我慢できないくらいだよ?」
と、耳元で囁いた

「…っ!!じゃ、じゃぁ…宜しくお願いします///」

「はい、こちらこそ宜しくお願いします。
では…早速…」

俺は、宜しくお願いされたので
早々にキスを再開し服の裾から手を侵入させるとそこにはスベスベの肌が…

あぁドキドキする
キスを唇、頬、首筋どんどん下へ滑らす
ボディーソープと潤の匂いが混ざって凄く興奮する

首筋にもホクロが…
色白だからホクロが目立つけど
また絶妙なそそる場所にあるんだよな…

ダメとわかるけれども
この白い肌に俺の証を付けたい…

そう考えながら
首筋のホクロから鎖骨にむかって唇を下げていき
シャツのボタンを外そうと手をかけると




「ちょちょっ!待って!!」
グイッと顎を手で押されてストップをかけられた

「えっ…潤…?」
やっぱりダメだった?
肌を触ったらやっぱり気持ち悪かった?

絶望的な思いになりながら潤を見つめた






「あっ、悲しい顔しないで?
違うんだよ…。
しょーくん…ココでスルのかな?って。
オレ、ハジメテがソファだなんてヤダよ…?」

上目遣いで口を尖らせた潤は俺の頬に手を添えて
潤んだ瞳で俺を見上げた

はうっ!
なんだ、その可愛すぎる仕草は!!

「ゴメン!がっつき過ぎちゃったな!
潤、ベッドいこう?」

「うん…///」
顔を真っ赤にしてうなづいた潤の手を引いて起き上がらせて、手をつないで寝室に向かった







「はっ…はぁ…はぁ…んんっ…はぁぁ…ぁ…」

間接照明とカーテンの隙間から除く月明かりだけの部屋で潤の白い身体が綺麗に光っているように見える…

素直に感じるのが恥ずかしいのか、声をガマンしているがその分荒くなって漏れる吐息が余計に厭らしさを強調する

受け身なんてハジメテだからしかたないよな

「じゅん?声をガマンしないでだしてみて?
もっと感じるようになるよ?」

「だって…男の声なんて…変だろ?恥ずかしいよ…」

「大丈夫…変じゃない。恥ずかしくない恥ずかしくない。むしろそそるよ…」

「ヤダってぇ…あっ、あぁっん!」
喋っている途中で身体への刺激を強くすると
ガマンする間もなく、潤は声をあげた

その後はガマンする事も忘れて
ひたすら快楽に身を任せる様になった









いつもお読み頂きありがとうございます
翔くんハピバなのにもう2月…
何だかんだ、ながくなってしまいました

次で最後です

宜しくお願いいたします