おはようございます。

先日の旅行中、Xとかいう某イーロン・マスクの玩具を暇潰しに眺めていると、北陸応援割をダシに「海外どころか国内にも旅行に行けない」という社会批判(笑)のポストを数件見かけました。

 

先の連休明けには出向先の若手から韓国のお土産が配られた私としては、Noisy Minorityの戯言にしか聞こえず、逆にそんな家庭や個人を見てみたいくらいです。

 

貧困層の氷河期世代を自称している私も、某れ〇わ支持者のように乞食にまで墜ちたくはないと心から思いますね。

 

 

  大社造の国宝社殿と国鉄特急

 

 

さて、4日連続の掲載となる先週末の中国地方周遊旅行は、最終日(3日目・日曜日)の朝の松江駅前から再開。

 

まずは、地方の中心都市にありがちな駅前バスターミナルから路線バスに乗車し、

 

 

 

街の中心部から南に約20分、「八雲立つ風土記の丘」と称される古代の出雲国(島根県東部)の中心であり、当時の史跡や出土品が数多く残るエリアに移動します。

 

「八雲」は出雲国を象徴する古語(他に和歌のことも指します。)、風土記は奈良時代に元明帝が編纂を命じた官撰・国別の地誌であり、出雲国風土記は唯一のほぼ完全な形で現存している貴重な史書として有名です。

 

ちなみに、他に現存するのは常陸・播磨・豊後・肥前の計5カ国のみといえばその希少性はわかると思います。

 

ただ、そんな出雲国の古代の中心地は今は田畑が広がるクソ田舎と化しており、まあ島根の街外れなんてこんなもんだよなと心の中でディスりつつ約10分歩き、

 

その先の小高い丘の麓に入口の鳥居を構える、創建は神代に遡るとされる古社の神魂神社を訪問。

こうした伝承は眉唾と聞き流すことにして(苦笑)、

 

 

これで「かもす」と読むのは無理があり過ぎるという感想を抱きつつ、ゆっくりと石段を上ります。

 

丘自体が緩やかでそんなに高くないので、特に疲れることもなく中央の参道を進んだ先、

 

 

その真正面には拝殿、そして奥には国宝建築の本殿が眼前に広がっていました。

 

神魂神社は、境内はこの丘の中腹のこじんまりとした造りとなっており、その中にこの拝殿・社殿のほか、

 

 

 

格式と歴史ある古社ではお馴染みの全国各地からお招きした境内社(写真4枚目:伊勢社)や、

 

 

 

島根県らしさの溢れる掲示(写真3枚目)が目を惹く社務所(同4枚目)が見られる程度でした。

 

どうでもいいですが、不法滞在かつ犯罪を繰り返す不逞クルド人を批判すると「ヘイトスピーチ」と言われる昨今、この掲示も南朝鮮に対するヘイトスピーチに該当するとのたまうアホが現れないか心配になります(汗)。

 

そんな時事ネタはさておき、目当ての本殿をじっくり鑑賞するとその建築様式は出雲国にのみ存在する大社造
 
高床式建物から発展した印象が顕著なその外観は、実際には安土桃山時代(1583年)の再建ながら古代日本からの連続性が感じられ、
 
 
 
当然ながら内部を拝観することはできませんが、それがむしろロマンを掻き立てられた次第です。
 
松江駅から近く、また路線バスも20~30分に1本程度は来るアクセスの良さなので、島根まで行くまでの遠さを差し引けば訪れやすい国宝社殿だと思います。
 
 
 
そんな国宝社殿の拝観の帰りは、今のご時世ではクソフェミあたりにケチを付けられそうな緩やかな「女坂」を降りて境内を出ると、
 
 
往路と同じく路線バスに乗って松江駅に戻ります
そして、松江駅のドトールで少々時間を潰した後に、
 
今年4月に新しくデビュー予定特急やくもの新車両に駅ホームで幸運にも遭遇。やっぱり新車は綺麗なだけでなくデザインも素敵だなあと思いつつ、
 
 
私が乗ったのは時が数十年単位で止まっていそうな旧国鉄特急の方でした。余談ですが写真3枚目、新旧の車両が並ぶ光景はどこかエモいですね(適当)。
 
まあ、新車両は将来何度でも乗れますから、いずれ消えゆく旧車両に乗るのも貴重な思い出な訳で、
 
 
とか思いつつ着席すると、昨日のスーパーおきと同じくコンセントがないことに気付き、やっぱり新車の方がよいなと一瞬で考えを翻したところです…。
 

 

この旅2回目の山を越える陰陽連絡線 

 

 
そんな特急やくもの旅は、まずは米子市内を東進して伯耆大山駅から南に曲がり、この日は曇天だったため見えなかった大山を東に望みつつ、
 
 
 
間もなく一昨日・昨日と飽きるほど見た中国山地の山間部に入っていきます。
 
1日目はJR姫新線で横断、2日目はJR芸備線と旧三江線沿線を経由してきましたが、この日はJR伯備線を南下しての縦断です。
 
JR伯備線は、岡山県倉敷市の倉敷駅から新見駅を経て、鳥取県米子市の伯耆大山駅に至る路線距離138.4km・計28駅からなる幹線であり、その路線名は沿線の旧国名である【伯】耆国と【備】中国に由来しています。
 
そんな路線を走る特急やくもの車内で食べた昼食は、米子駅のご当地駅弁である鳥取牛めし弁当
 
他の地域で食べた牛肉の入った駅弁と比べると、やや脂が強めな上にすき焼きのタレも付いて濃い目の味という印象でしたがむしろそれは私好みでした。
 
それはさておき、中国山地を縦断する陰陽連絡線と聞くと、この伯備線も営業成績は思わしくない印象を受けますが、実際は倉敷~備中高梁までは岡山からの観光需要が大きく、
 
 
またこのやくもや夜行のサンライズといった特急も豊富に走っているため、この日乗った米子~岡山間が約2時間、前日の未明に出発した新見駅(写真1・2枚目)までは約1時間10分で辿り着くことができます。
 
芸備線・旧三江線・山陰本線を経由し、約12時間かけて米子に行った前日の私がまるでバカみたいですね(汗)。
 
こうした点から伯備線には全線通して営業係数がヤバい区間はなく、幹線としての名目を保っているのです。
 
その一方で、特急やくもが岡山県に入った時点で今回の鳥取県の駅メモ巡り27/81駅で終了。
 
一見、コンプは簡単そうに見えますがJR山陰本線の伯耆大山以東・JR因美線・智頭急行・若桜鉄道と枝分かれした路線が結構あるので、鳥取オンリーならあと1回、他県と組み合わせるなら2回訪れる必要がありそうです。
 
まあ、そんなことを考えている時点でバカであることは事実な訳で(苦笑)、3年前に現存12天守の備中松山城を訪れた備中高梁を経て、
 
 
 
午後1時前には、アンパンマン列車(写真3枚目)も佇む四国の首都にして大都会岡山駅に到着しました。
 
 
なお、旧国鉄車両の特急やくもの乗り心地は線形が悪い区間を高速で走る「自然振り子式機構」が強い横揺れを引き起こして乗り物酔いしやすいことで有名で、「吐く」とかけた別名「はくも」と呼ばれるほどです(苦笑)。
 
そのため乗り心地を改善した上掲の新型車両は、やくもユーザーにとっての念願だそうで、次はぜひその新型車両に乗ってみたいと思います。
 
 
 
岡山駅に着いた後は、この3日間の長い駅メモ巡りの終わりを祝う気分で、半年前(2023年9月)にも訪れた、
 
 
 
桃太郎大通り沿いのMERCI MONCHERに入店。
まだランチタイムのため、店内は主にランチプレートを堪能するお客さんで賑わっていましたが、
 
 
私は1,000円のケーキセットに、単品で堂島ロールを付けてスイーツをしっかり楽しみました。
 

メインのケーキはこの1週間前、名古屋のリバージュモンシェールではショートケーキタルトを味わったので、

 

 

今回はショコラショートケーキ(写真1枚目)をチョイスします。

2024スイーツ記事 #17

 

ショコラになっても上品な甘さの生クリームは、しっとり生地にとてもよく合い、あまりスイーツ分がなかった今回の旅のスイーツ不足を補充してくれました♪

 

岡山のご当地という訳ではないですが、立地・値段・味とどれも何度も利用したい鉄板のカフェですね。

 

 

 

こうしてスイーツタイムを堪能したところで、本来は岡山で唯一残った国宝建築を観に行く予定でしたが、体力的にそんな気分にならず…(苦笑)。

 

商業施設や地下街が充実した岡山駅前で、旅行らしくない日常の買い物を適度に済ませるのと、以前駅メモで1駅だけ取り残した岡山電気軌道清輝橋線を回収した以外は、旅先では珍しくとりとめもなく過ごしました。

 

この結果、岡山県の駅メモ巡り156/177駅と約9割に達し、こちらは鳥取・島根と異なり明確にリーチをかけることができました。

 

残るは2路線で陰陽連絡線を成すJR津山線・JR因美線のみなので、岡山~鳥取間を1回縦断すればコンプ達成と難易度的にもさして高くない印象です。

 

そして広島県をコンプしたことで25/47都道府県と、全体の進捗はもとより、岡山県のリーチと併せて中国地方の攻略に進展が見られたのは喜ばしく思います。

 

 

 

旅の終わりは、こちらも半年ぶりの岡山桃太郎空港ですが、前回との違いはANA利用ということで、

 

 

ANAラウンジでゆっくり休憩した点です。

なお、快適さとやや手狭で途中結構混雑したところを含め、サクララウンジとほぼ同等だと思います。

 

そんな岡山駅に着いて以降はのんびり過ごした最終日は、満席の飛行機に乗って帰京し、兵庫・岡山・広島・島根・鳥取の5県を跨いだ旅を締め括ったのでした。

ではでは。