おはようございます。

先日、2023年分の確定申告の還付金が無事振り込まれましたが、この還付金自体が嬉しいのはもちろん、ふるさと納税の限度額の加減等の税の勉強になる点でも有意義です。

 

とかくサラリーマンで給与所得だけだと税金は勝手に引かれるため、中々「自主申告・自主納付」というわが国の税務の原則とはかけ離れた認識になりがちといえます。

 

事業所得のない方も、ふるさと納税をワンストップ納税ではなく確定申告でやってみるとこうした税計算を体験できるので、一度試すことをお勧めします。

 

ちなみに今回の還付金は、翌年度の固都税に充てるために6月まで貯めておくつもりです。

…国か自治体の違いはあっても、結局税金になるのは同じという不思議な体験でした(苦笑)。

 

 

秋田を代表するカフェチェーンで休憩 

 

 

さて、本題の先週の3連休の山形・秋田日帰り旅行の続きは秋田駅に着いて昼食を済ませたところから再開。

 

この秋田駅ではスケジュール上、昼食時間込みで約2時間しか余裕がなかったので、特に駅前から街の中心部に向かうこともなく

 

 

むしろ休憩のため、駅前に並ぶ商業施設の歩道に面して店を構えるご当地カフェチェーン「ナガハマコーヒー」の秋田駅前店に入ります。

2024スイーツ記事 #13

 

秋田市内を中心に秋田の主要都市(及び岩手県盛岡市に1店舗)に展開するこのカフェは、所謂全国チェーンのカフェよりも1ランク上の食事とスイーツメニュー

 

 

そしてオレンジをシンボルカラーにしつつもシックに抑えた寛ぎやすい雰囲気で地元民に人気です。

 

 

 

ランチは先ほど比内地鶏の親子丼を食べたので、今回は軽めにケーキだけでいいやと思い、カウンター前のガラスケース(写真2枚目)を物色してから、
 
このカフェの代表作「ディプロマット」を注文。
 
ドライフルーツをたっぷり乗せたこのケーキは、非常にシンプルな見た目ですが生地はプリンのような見た目と異なり意外にもどっしり、密度の高い味わいですし、
 
くどさのない上品な甘みの生クリームと組み合わせると、その重厚な甘みがより深まります。
 
ケーキの価格帯は500円台が相場で、ドリンクセットにしても1,000円程度で収まるのはこのレベルのカフェではお得なので、秋田でのカフェ休憩にはお勧めです。
 
また、自慢のスペシャリティコーヒーや店ごとに週替わりのパスタランチも魅力的に感じたので、朝から夜まで広い用途に使えるのも好印象でした。
 
 
 
そしてカフェ休憩の後に秋田駅前を少しブラブラしてから、駅改札前の老舗駅弁店の関根屋(写真1枚目)で夕食用の駅弁を購入して秋田駅を出発。
 
今度はJR奥羽本線で一路、再び山形県を目指します。
 

 

  珍妙な駅名に目が行った秋田~新庄間

 

 
そしてここから、JR奥羽本線を約3時間、特に夏の花火大会で有名な大曲駅以南は特急等の優等列車が全く通らない典型的なローカル線を走りましたが、
 
 
 
車窓の景色は次第に民家はまばらとなり、山間の昔からの雪国の風景ばかりとなります。降雪が多くない地域出身の私としては最初は楽しく眺めるものの、3時間もこれが続けばすぐに飽きるのは必定でしょう。
 
 
ただ、そんな中でも面白かったのは珍妙な駅名で、例えば秋田県仙北郡三郷町の後三年駅は、平安末期の後三年の役の古戦場に近いことから命名されました。
 
それは単独で見れば普通ですが、車内の表示の「ただいま後三年」(写真2枚目)は終点まであと3年もかかるように見えますし(笑)、後三年の役に先立つ前九年の役に由来する前九年駅もあればいいのにと思います。
 
加えて、「役と駅」をかけているならJR東日本や地元の親父ギャグのセンスはある意味凄いですね(苦笑)。
 
 
こうしたローカル線の旅は1日わずか6本の運行のJR北上線(写真1枚目)と交わる横手駅を過ぎたあたりで、車内がガラガラとなったタイミングを見越し、
 
上述の老舗駅弁屋「関根屋」が最も古くから変わらない味で作り続けている名物弁当「特製牛めし」を賞味♪
 
1,100円と抑え目の価格ながら、秘伝のスープでじっくり煮込んだという牛肉と糸こんにゃくは、ボリュームもさることながら味も上々であっという間にご飯が進みます。
 
最近は駅メモ巡りのため駅弁を食べる機会が増えましたが、ローカル線とご当地弁当の相性は実に抜群ですね。
 

さらに横手以南、終点の新庄までの最後のまとまった街である湯沢駅(秋田県湯沢市)を過ぎると、外も暗くなり車窓から見るべきものは全くなくなります。

 
その後、羽後本荘から東西に路線が繋がる妄想があった院内駅の先で秋田県を抜けて山形県に入ったので、
 
今回の秋田県の駅メモ巡りは61/149駅で打ち止めです。
達成度は全体の約4割で、秋田県のコンプに向けてはあと2回ほど訪れる必要があります。
 
(出典:JR東日本ウェブサイト)

また、あきたホリデーパスは秋田県最南端の駅の院内駅までですが、この秋田~院内間が1,980円なので、この日の合計利用額は4,480円と購入価格の2,440円を大きく上回る結果となりました。
 
このパスは季節限定なので、秋田県をコスパよく巡るために次回もぜひこのパスの販売期間中に訪れたいです。
 
 
 
外も真っ暗となり、山形県に入っての最初の駅は難読かつ珍名及位駅のぞき。山形県最上郡真室川町)と色々よくない妄想が掻き立てられました。
 
実際は、この付近で行われていた山岳修験道において、険しい断崖で宙づりになって崖の横穴をのぞき込む修行に由来するというのが有力な説だそうですが、音だけ聞くとぎょっとしてしまう人は少なくないでしょう。

 
こうして秋田・山形に跨る約3時間のローカル線は、午後6時半前には終点の新庄駅に到着。
 
ここまで1時間に1本程度の運行とまあまあ本数のある区間でしたが、2022年の営業係数は新庄~湯沢間が1,563、湯沢~大曲間が1,627と決して良好とはいえないので、乗れる時に乗っておいた方がよい区間だとは思います。
 
あと、余談として午前中に利用したJR羽越本線の酒田以北の区間の営業係数は、酒田~羽後本荘間が2,946と不振な一方で、羽後本荘~秋田間は県庁所在地への都市間移動のニーズもあってか公表対象外でした。
 
そして、この新庄駅の1つ手前の泉田駅に着いた時点で、
 
計画どおり山形県をコンプリート
 
山形県は駅数は多くないものの、県土が広く縦断・横断にそれぞれ時間がかかるので、上手く隣県との往来を組み合わせつつ、本数の少ない横断路線(JR仙山線を除く。)をどう効率的にクリアするかがポイントかと思います。
 
これで全都道府県で見ても24都府県と過半数を超え、駅メモ巡りも後半に入りました。
 
来週末の3連休では広島県のコンプリートを狙っており、今後はますます遠方の旅行がメインとなりますが、国宝建築巡りとも組み合わせて上手く進めたいところです。
 
 
 
そんな旅路の最後は、新庄駅からJR山形新幹線に約3時間半乗って帰京しましたが、3連休の最終日の夜ということもあって車内は満員でした。
 
なお、次に山形を訪れる機会は当分先になりそうですが、来月にデビューする新型車両のE8は、宮城県をコンプしに行く時に福島まで乗ってみたいと思った次第です。
 
最後に、今回コンプリートした路線は上掲の4本
 
1970年代に廃線となった羽後交通の雄勝線・横荘線なんてのもレーダーで取れましたが、相変わらず駅メモの廃線の選定基準は謎だなあと思いました。
ではでは。