おはようございます。

ここ最近の中日ドラゴンズの契約更改では、2年連続でリーグ最下位に沈んだにもかかわらず、一部の選手が妙に強気な要求をしているのが目に付きます。

 

1試合しか登板せずに休んだ3億円投手、挨拶代わりに四球を出す元セットアッパー、大事なところで打たれる左のエース(笑)、さらに散々優遇されたのに代打だと活躍できないと宣う背番号3など、枚挙に暇がありません。

 

あたかも生え抜き選手がチームの不振は全てフロントと監督のせいと思っているような中では、トレードや新人に頼らざるを得ないのも必然です。

 

ぜひ来年は、彼らには大言壮語を有言実行してほしいし、できなければ厳しい査定を突き付けるべきですね。

 

 

5月6日(土曜日) パリ⑱

 

さて、間もなく帰国から半年となる本題のフランス・パリ旅行記は、6日目のお昼前ロダン美術館から再開したいと思います。

 

入口近くでロダンの代表作「考える人」を鑑賞すると、その後はロダンが晩年を過ごした建物に入り、

 

 

 

ロダン本人の肖像画(写真2枚目)が掲げられたロビーから館内を散策して回ります。

 

360°から様々な姿を楽しめるのは、絵画と比べた彫刻の魅力だと思いますが、

 

 

その分、作者の苦労は生半可ではないでしょうし、見る側にしても時間をかけることが多いように、この美術館の入場客の仕草を見ていて感じました。

 

 

また、建物自体が華美過ぎないものの優雅な佇まいのため、上手く彫刻群を主役にしているのも好印象です。

 

 

 

そして、作品に主眼を移すとロダン自身だけでなく、その愛弟子だったカミーユ・クローデルの作品も豊富に展示されており、近代彫刻コレクションとして大変秀逸な上、

 

 

頭と体が珍妙な組合せの像(写真2枚目)は、思わず見ていて笑いを誘うものがありました(苦笑)。

 

また、2階の一角には彫刻だけでなく、ロダンが収集した近代の名画も複数展示されており、

 

 

具体的にはルノワールの「裸婦」(写真1枚目)やモネの「ベル=イル=アン=メール」(同2枚目)、さらに最も著名な作品として、

 

ゴッホの「タンギー爺さん」は、彫刻に興味のない方もこの美術館を訪れるべきといってよいくらい、必見の作品だと思います。

 

 

特に日本人にとっては、当時ヨーロッパの芸術に大きな影響を与えたとされる浮世絵の影響が明確に見られるため、ぜひ歌川広重・豊国の作を想像しつつ眺めてほしいです。

 

 

なお、ゴッホの作品では他にも「アルル駅近くのプラタナス並木道」(写真1枚目)や「収穫者」(同2枚目)も展示されているので、ゴッホ好きにはこちらも必見ですね。

 

 

 

 

そんな館内を散策した後は、本館に南面する庭園に向かいますが、その脇には平屋のカフェレストランがあり、

 

 

食事からスイーツまで、幅広いメニューをロダンが愛した庭園を眺めつつ楽しめるのがポイントといえます。

 

 

私も、小腹が空いたのでケーキとヨーグルトをテラス席でいただきましたが、春の涼しい風と陽光を受けながら森林浴もできてとても心地よかったです。

 

 

そして食後の散歩は、フランス庭園らしい幾何学的な配置と植栽(写真3枚目中央上:アンヴァリッドのドーム教会)、そしてロダンの彫刻の屋外展示(同3枚目中央)をゆっくり眺めて過ごし、

 

 

 

つくづく贅沢な空間だなあと思いました。

また、庭園と建物の組合せで最も美しかったのが、

 

 

中央の泉越しの眺望で、このシンメトリックに緑と水が調和した姿はイメージする貴族の生活そのものです。

 

さらに、「考える人」と並ぶロダンの代表的なモチーフである「地獄の門」もこの庭園には展示されており、

 

 

そのおどろおどろしさと神秘的な雰囲気は、ダンテ・アリギエーリの叙事詩「神曲」の世界観を味わえるものとして、本当に興味深く感じました。

 

 

 

以上、これでパリ観光は終わり、後は某自民党女性局のエッフェル姐さん御一行と同じく、土産物などのショッピングの時間を過ごしたのですが、

(写真:再訪したパリ市庁舎

 

 

セーヌ右岸をブラブラ歩いていて、劇場がいくつも並ぶ様子は流石芸術の街だと改めて実感しますし、

 

セーヌ川越しに望むコンシェルジュリーなど、前日のディナークルーズでも見た水辺の景色は本当に秀逸です。

ちなみに、全くの雑談ですが、

 

 

セーヌ川にいくつも架かる石造りの歴史ある橋(写真1・2枚目)のうち、老舗百貨店「サマリテーヌ」(同3枚目)の手前に架かっている橋は「ポン・ヌフ」といい、これを日本語に訳すると「新橋」だそうです。
 
 
 
私が通勤で使う新橋駅の周辺とは大違いだなあと思いつつ、ユニクロや進撃の巨人のイラスト(写真3・4枚目)の不釣り合い加減を面白く感じました。
 
 
なお、上述のサマリテーヌ(写真1・2枚目)では、高級品ばかりのため店内を眺めるのに留めたので、むしろ、ルイヴィトンとコラボした草間彌生さんの巨大な像(同3枚目)の方が、個人的には印象深かったです(笑)。
 
 
まあ、このカラフルな水玉模様に高級感を感じるかは微妙ですが、それも人それぞれかなと…。
 
 
そんなショッピングも終えて、ホテルに戻ってスーツケースを引き取ると、いよいよ空港への帰路ということで、弱者男性の私は最も安いRER(鉄道)を利用
 
日中かつ治安の悪いエリアを通過する快速運行のため、特に巷で言われる危険を感じることもなく、
 
 
実に5日ぶりとなるシャルル・ド・ゴール空港の地下駅に、早めに到着しました。
 
 
 
パリの空の玄関口であるこの広大な国際空港ですが、チェックインが混み合う時間ではなかったのと、優先レーンを使ったおかげでスムーズに手続を済ませ、
 
 
免税店が並ぶ制限区域に入場。
 
 
 
こちらでも軽くお土産等の買い物をしてから、JAL便搭乗客向けのビジネスラウンジに入ります。
 
ただ、こちらはパリを拠点とするエールフランス航空の本場のラウンジではなく各航空会社共通の施設だったため、
 
 
利用者数を勘案して広いスペースは設けられていたものの、全体にカジュアルな印象は否めなかったです。
とはいえ、軽食やドリンク、Wi-Fiなど必要な設備やサービスは一通り揃っていたため、
 
 
この後の機内食が食べられなくならない程度の食事、そして休憩を取るのには十分なラウンジでした。
 
 

5月6日(土曜日)・7日(日曜日)
 
パリ⑲・帰国

 
 
そして、ラウンジでゆっくり過ごし優先搭乗の開始時間がだいぶ近くなったところで、搭乗口近くに移動。
 
やはり、広い空港だと搭乗口を探すだけでも時間がかかるなあと思いつつ、
 
 
 
道すがら目に入ったレトロなゲーム機材(写真1・2枚目)が日本のものという点に、日本のエンタメの国際展開ぶりをはるか欧州で実感します(適当)。
 
それはさておき、搭乗から離陸まではスムーズに進み、
 
帰国に向けた長い空の旅が開始しました。
往路と同じく、ロシア上空を回避した南回りの航路のため、通常(11時間50分)を約2時間上回る約14時間と、エコノミークラスには少々厳しい(苦笑)時間ですが、
 
 
夜行便のためほぼ寝ていればよいのと、2回の機内食がカジュアルながら日本人向けの味わいだったため、そんなに窮屈さもなく過ごすことができた次第です。
 
ちなみに、エンタメで鑑賞できる映画は特に興味を惹くものがなく、適当に名探偵コナンとドラえもんを見て過ごすという国際感のない時間だったと思います(苦笑)。
 
 
そんな長距離フライトを経た翌日(7日)の夕方、定刻より約20分遅れで羽田空港に到着。
 
直行便というのもあって、ロストバゲージに遭うこともなくスーツケースを回収し、京急線に乗って約3年半ぶりのヨーロッパ旅行を終えたのでした。
 
以上、思った以上に長丁場となった全15回でフランス・パリ旅行記は終幕を迎えた訳ですが、それだけ濃密かつ充実したスケジュールだったということだと思います。
 
個人的には、某自民党女性局の報告書(未提出)よりずっと充実した中身だと思うので(笑)、1回分でもご覧になった方は、ぜひ通しでお読みいただけると幸いです。
ではでは。