こんばんは。

最近は少し日程が地域や学校によりまばらですが、9月に入り夏休みが明け新学期のシーズンとなりました。

 

先週金曜日はそんなに実感しませんでしたが、また朝の通勤時間帯に学生さんを多く見かけることになると思う一方で、メディアでよく「不登校」の問題が取り上げられるのも、この季節ならではのことです。

 

私の学生時代は「登校拒否」と呼んでいたのを振り返ると、よくある言葉遊びだなあと冷めた感想しかなく、むしろもう少し前向きに「自主修学」と呼ぶとよい気もします。

 

まあ、学校が唯一絶対の選択肢と思わない発想が広く求められる、今はそんな時代なのだと感じる次第です。

 

 

【海を望む山陽本線のローカル区間】

 

 

さて、本題の秋の広島旅行の2日目は朝8時前に広島駅からJR山陽本線に乗るところから始まります。

 

 

 

この山陽本線は、広島周辺部は割と新しい電車を使って運行していますが、岩国以西については、前日も利用した黄色いレトロ車両(写真4枚目)が専ら闊歩。

 

 

車内もこのまま昭和にタイムスリップしていくのかと錯覚しそうになるか、北の将軍様の国あたりまで連れていかれそうな印象を受けます(苦笑)。

 

そして今回は、これまで駅メモで取り逃していた岩国~徳山間を走破したのですが、この区間の見どころといえば、

 

 

広島県内の山陽本線ではほぼ見ることができない、瀬戸内海とその島々を望む景色です。

 

写真がくすんでいるのは窓のせいであって、カメラや私の撮影技術のせいではないと心の中で言い訳しつつ(苦笑)、この約1時間10分の旅程を堪能する中で、野球絡みで目が惹かれたのが、

 

 

広島東洋カープの二軍球場の最寄りの由宇駅で、こんな不便なところに広島の二軍の選手が大野寮(広島県廿日市市)から通うと思うとお疲れ様というほかありません。

 

まあ、逆にそれこそが早く一軍を目指すモチベーションになるのかもしれませんし、広島と比べるとナゴヤ球場の近くに寮がある中日は贅沢な環境だと思いますね。

 

ちなみに、駅ホームの「名所案内」の看板を見ると、色々と大事な記載が剥がれていたのが、JR西日本の施設管理へのやる気のなさを感じた次第です。

 

広島東洋ノーフ」って何なんだろうと思いますし、山の標高が0m・9mはむしろ凄いと感じました(苦笑)。

 

 

あと、目を惹いた駅名といえば金魚ちょうちんで有名な柳井と、某母子殺人事件で話題となった光市の光駅くらいで、特に何事もなく定刻に目的地の徳山駅に到着。

 

 

 

工場夜景で有名な徳山ですが、実は周辺自治体と合併して周南市になってから20周年(写真2枚目)だったりとか、先日の豪雨の影響を感じる案内板(同4枚目)を見て、色々と変わりゆくものだなあと思います。

 

ちなみに、迷惑系YouTuberとして名を馳せたへずまりゅう氏は、山口県防府市出身で徳山市内にある周南公立大学卒という経歴がよく書かれていますが、正確には彼が卒業したのは同大学の前身の私立の「徳山大学」です。

 

2022年4月に公立大学法人化されて以降は、偏差値は上昇傾向とのことなので、私立大学の頃の徳山大学とはある意味別の大学と認識する必要があります。

 

 

この後は前日と同じく、試合観戦に余裕を持って広島駅に戻るため復路には山陽新幹線を利用。そして、この2日間の山口県の駅メモ巡りの成果としては、

 

83/152駅とようやく半分を超えるに至りました♪

 

残りはJRが小野田線本山支線・山陰本線・美祢線・山口線の4路線、それと錦川鐵道錦川清流線の計5路線と、いずれも廃線が議論の遡上に乗る過疎路線なので、早いうちに乗ってコンプリートしておきたいところです。

 

 

あと、山陽本線全体で見ても後は兵庫県内の一部区間を残すのみとなったので、同じく兵庫県内を残す東海道本線とセットで早めにコンプしようと思っています。

 

 

【大混雑の駅前でランチ&休憩】

 

そして、広島駅に着いた頃には前日に続きekieは大変な混雑だったので、その中でも比較的入りやすかったうどんと和菓子のお店「ちから」を訪れます。

2023グルメ記事 #73

 

1935年の創業以来、広島市内を中心に店舗展開してきたこの老舗うどん店の広島駅ekie店は、2021年オープンと最も新しい店舗で、

 

定番のうどん・おにぎり・和菓子のほか、

 

 

今回物珍し気にいただいた中華そばも、新規メニューとして提供しています。

 

値段はいずれもトッピングし過ぎなければ1,000円に収まりますし、昔ながらの優しい味でとても食べやすいので、広島らしさという点では観光客的には微妙ですが、混雑している時間の選択肢としては悪くないと思いました。

 

とはいえ、イートインでラーメンやうどんと一緒に和菓子を食べる人は多分いないでしょうね…(汗)。

 

次に、試合前に少しスイーツタイムを取ろうと思い、恒例のe's time cafe & ANDERSENに入り、

 

 

前回は売切だった瀬戸田レモンケーキを、アイスコーヒーとのセットでいただきました。

2023スイーツ記事 #73

 

味としては、薄くスライスしたレモンが好きか否か次第で嗜好が大きく分かれる気がして、私はレモン自体よりレモンクリームが好きなので「悪くない」が正直な感想です。

 

また、2点で約850円と特に安い訳ではありませんが、駅ビル2階の好立地とご当地スイーツのレモンという点を合わせると、観光客的にはよいチョイスだと思います。

 

 

【今年最後のマツダスタジアム観戦】

 

 

この後は、今年5試合目にして最後のマツダスタジアム観戦に臨む訳ですが、入場は試合開始15分前とやる気のなさが露骨に出ているギリギリ具合でした。

2023年シーズン:29試合目

 

というのも、この日は9月とはいえ最高気温35℃、さらに前日と異なりカンカン照りの猛暑だったので、とてもではないですがビジターパフォーマンス席に行く気にならず、

 

 

 

試合終了まで、コンコースや売店をブラブラしがてら時折立ち止まって試合を観戦する有様です(汗)。

 

まあ、それでもコンコースの至る所からグラウンドを様々な角度で覗けるのがこの球場のよいところで、先発の柳裕也投手の好投と、7回まで9安打4四死球1失策で1得点という芸術的貧打を見せる中日打線を見届けました。

 

しかもその1得点(3回)も失策絡みのため打点は0なのも芸術点は高く、ここまで来ると野球とは残塁数を競う競技なのかと理解を改めたくなってきます…。

 

その中には、宇佐見真吾選手・石川昂弥選手の走塁など批判すべき点は当然ながら多々ありますが、個人的に最も腹が立ったのは8番セカンドの石垣雅海選手です。

 

2016年の入団以来、長打が魅力のロマン砲内野手として期待されながらも一向に一軍では結果が出ず、この日もチャンスで進塁打も犠牲フライも打てず、現地のファンのストレスを溜める打撃を連発しました。

 

最終打席は何とか犠打を決めたものの、未だ今シーズン1安打のこの体たらくに、同期で現役ドラフト組の細川成也選手の見て何か発奮しないのか呆れるばかりです。

 

高卒からすでに7年目、そろそろ首元も涼しくなってくる現状を十分認識してほしいと心から思いました。

 

 

なお、今回の球場グルメはお手軽にレフト側に近いラーメン屋さんで焼き餃子を賞味♪

 

小腹を埋める程度の軽い気持ちで購入しましたが、5個と割と数が多めで味も良かったので、ランチの際にメインの品と一緒に誰かと2人でシェアするのにお勧めです。

 

 

そして試合は、柳投手が7回1アウトまで1点のリードを守ると、マイケル・フェリス投手が柳投手の残した1死3塁のピンチを2者連続三振で凌ぎます。

 

この最大のピンチを乗り切ると、8回に代打の後藤駿太選手が待望の2点を追加し、そうなると後は松山晋也投手とライデル・マルティネス投手が広島打線を圧倒

 

実は今シーズン、ビジターのデーゲームでは全敗だったところ、3-0の完封リレーで勝利しました!

 

 

ヒーローインタビューは当然ながら柳投手で、最近は好投を続けながら2ヶ月ぶりの4勝目というのは、もっと打線に喝を入れても誰も怒らないと思います。

 

また、シーズン途中に不振はあったとはいえ、こうして立て直して1点差を守り切る姿は、ぜひ前日の偽侍にも見習ってほしいと感じた次第です。

 

それとライデル・マルティネス投手は2年連続の30セーブ、本当におめでとうございました♪

 

 

【JR西日本最凶路線の闇の入口】

 

 

以上、今年最後のマツダスタジアム観戦を勝利で飾り、これでセ・リーグ全球団から1回以上現地で勝ちを見届けたところで、広島駅に戻り諸々の所用を片付けます。

 

そして、午後7時半頃には在来線のホームを通過し、

 

 

20世紀で時が止まった古い国鉄時代の車両(写真3枚目)が今も現役のJR芸備線に初乗車しました。

 

 

今時、バリアフリーなどという甘えを許さない厳しい愛情が溢れる車両を運行するこの路線は、岡山県新見市の備中神代駅から(注:実質的には新見駅から)広島駅に至る路線距離159.1 km・計44駅から成るローカル線です。

 

そして当然ながら全線が単線・非電化のこの路線は、広島市内の下深川駅(安佐北区)までは通勤・通学受容も旺盛で収支は悪くないようですが、下深川以北は全区間ヤバイ路線リストに掲載されています。

 

その中には、前回触れた全国ワーストの営業係数23,687を誇る備後落合~東城もあるものの、
 

この日の最終目的地の三次駅に着くまでの下深川~三次間の2019-2021年の営業係数は946と、すでに感覚が麻痺しつつある私からすれば持続可能な水準です。

 

ちなみに、三次以北は備後庄原迄が1,035/備後庄原~備後落合が4,702/上掲を飛ばして東城~備中神代が3,858と、深淵な世界が待っていますが、今回は明日を含めてそんな業の深い区間には手を出さず

 

 
駅から徒歩4分のホテルにそのまま入りました。

 

とはいえ、広島県・岡山県のコンプにはこの芸備線の闇に触れざるを得ないので、本当に廃線になってしまう前に忘れずに全線を走破したいと思います。

 

なお、この翌日(今日)にチャレンジしたのは右端のスカスカの時刻表のJR福塩線ですが、この路線のヤバさについてはまた次回・後編でお届けする予定です。

ではでは。