おはようございます。

先週後半から西日本を中心に継続的に大雨が続き、これに夏の暑さも合わさって大変不快な気候が続いています。

 

台風と違って、これまで大雨で仕事を休む・欠勤する等の習慣はあまりないため、大雨の中でも普通に出勤する人が多い印象を受けますが、そろそろこうした大雨も出勤の自粛要因として共通認識を得るべきでしょう。

 

在宅勤務も普及した中、もうインフラ面で支障はないため、後は組織の上位層の意識変革のみといえます。

 

 

【日本に4路線しかないナローゲージ】

 

 

 

さて、本題の先週末の帰省と併せての三重日帰り旅行は、三岐鉄道三岐線の伊勢治田駅から再開。

 

同じ三岐鉄道の北勢線に乗り換えるため、コメントに困るくらいネタのないローカルな住宅街を北に進み、員弁川(いなべと読みます。)に架かる橋を渡って、

 

一歩間違ったら大きな公共トイレに間違われそうな(失礼)北勢線の末端の阿下喜駅に辿り着きました。

 

 

そして、前回触れた三岐線のトピックがセメント運搬というなら、この北勢線で触れなくてはいけないのは、

 

 

この特殊狭軌(ナローゲージ)の車両です。

 

現在では、この北勢線を含め国内では3社4路線しか乗客運行していないナローゲージの車両は、見た目に違わず内部は大変狭く(写真3枚目)、

 

 

特にロングシート式でない1車両は、左右1席ずつという特急しまかぜ以上の少数仕様となっています(苦笑)。

 

また、今時エアコンではなく天井に取り付けた扇風機で涼を取るというエコにも配慮した造りは、乗客に伊勢の自然を感じ取ってほしいという気持ちの現れでしょう。

 

元々は敷設地を節約でき、簡易に導入可能なメリットを活かしナローゲージ(軽便鉄道)が多く整備されましたが、

 

 

近代化に伴う輸送量の増強の動きの中で狭軌・標準軌への変更(改軌)が行われた結果、今やナローゲージは近代遺産級の生きた化石となったのです。


ちなみに、阿下喜駅には謎の軽便鉄道博物館(写真2枚目)と称する建物がありましたが、私が訪れた時は閉まっていました。…というか、倉庫だろこれ(苦笑)。

 

 

そんな北勢線は、元々は近鉄が経営していましたが、ローカル線にありがちな赤字を垂れ流す状況が続いた結果、2003年3月末で路線が廃止されることになりました。

 

これに対し、沿線自治体は中長期的な財政支援を条件に三岐鉄道に北勢線の運営を引き受けてもらい、今年が「三岐鉄道北勢線」として20周年になるそうです。

 

こちらも沿線は、桑名市が近くなるまでは田園を通り越して自然しかない(苦笑)、路線総延長20.4km・計13駅の小規模路線ですが、

 

 

学生の通学など地域のニーズはあるようなので、貴重なナローゲージという点を含め、桑名市を含む2市1町の基幹交通の役割を今後も果たしてほしいと思います。

 

 

その後は、JR桑名駅から快速みえ(写真2枚目)に乗り、三重県を後にした訳ですが、
 

今回の駅メモ巡りの結果、三重県は160/228駅とようやく2/3を少し超えるところまで進みました。

 

ちなみに残りは、JR名松線・近鉄大阪線(伊勢中川以西)・伊賀鉄道・JR紀勢本線の4路線で、最大の懸案は何といってもJR2社に跨る長大な紀勢本線ですね。

 

(RailRider - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=6898694による)

 

私としては、これは和歌山県の駅メモ巡りと併せて一気に全線乗るのがよいと思ってはいますが、こちらは時間がかなりかかるので少し先の課題とさせていただきます。

 

 

【名古屋恒例と初物の両方の味を堪能】

 

 

名古屋駅に帰った後は、夕食はたまにはご当地グルメ以外を楽しもうと思い、JR駅ビルコンコース脇の飲食施設「名古屋驛麺通り」を訪ね、

 

狭い通路に沿って全国各地のご当地麺7店舗が並ぶ中から、塩ラーメンが売りの「醐りょう」を選びます。

2023グルメ記事 #54

 

 

こちらはカウンターのみの小さなお店ながら、あっさりした味わいの函館ラーメンがいただけることで人気で、

 

今回はスタンダードな塩ラーメンをチョイス。

 

1日の旅で疲れた体には、北海道産の真昆布で取ったダシに北海道産のホタテエキスを加えた和風塩味スープと、函館特有のストレート麺がよく合っていました。

 

正直、長居には向きませんが、濃い味が多い名古屋であっさりラーメンを楽しむにはお勧めです。

 

 

そして翌朝(日曜日)は、実家周りの用事を済ませると野球観戦前にスイーツを楽しもうと思い久屋大通を訪ねて、

 

 

今年のGWにオープンした、グルテンフリーのチーズテリーヌ専門店「h.u.g-flower」に入店。

2023スイーツ記事 #55

 

 

通販で1日2,800本も売れるチーズテリーヌが人気のこのお店は、名古屋で初めての常設店としてカフェスペースも設けられており、

 

 

 

自慢のチーズテリーヌを含め、様々なスイーツ・ドリンクメニューをいただくことができます。

 

また、入店前には小さなチーズテリーヌ、入店後にはチーズラングドシャ(写真4枚目)を試食できるなど、丁寧なサービスが行き届いたこのカフェでは、

 

ドリンク付きのチーズテリーヌセット(1,000円)をチョイスしました。

 

しっとりした食感と確かな甘み、さらに添えられた生クリーム・イチゴともよく合い、お皿も含めた見た目の可愛らしさを含め、概ね満足できる水準です。

 

カフェスペースは小規模ですが、チーズテリーヌは手土産としてもよいので、テイクアウト店としての使途も十分あると思います。

 

 

【戦略か実力か、足りなかった一押し】

 

 

この後は、バンテリンドームナゴヤを2週間ぶりに訪れますが、このカードは「夏の竜陣祭 2023」(写真2枚目)と銘打たれたイベントに加え、

 

 

スポンサーとして、今年はドアラ先生が出演している

青い鉄壁 PITTA MASK DAY」が開催されていました。

 

それにしても、このドアラ先生のマスク大きすぎ(笑)。

2023年シーズン:18試合目

 

 

 

そしてドーム内は夏の初めの週末、しかも入場者全員に今年の昇竜ユニがプレゼントされる日だったことから、大変な混雑となっており、当日券なしの完売(写真4枚目)は久しぶりに見ました(驚き)。

 

最下位争いを繰り広げる惨状の下でも、これだけの観客が集まるファンの多さに、球団・監督・コーチ・選手は何か感じるものはないのかと思いつつ、

 

 

小笠原慎之介投手プロデュースの「てり球焼鳥丼」を、まずは遅めのランチとして賞味します。

 

こちら、思いの外お肉が多く食べ応えがあり、バンテリンドームの球場グルメも年々改善されているなあ、と偉そうですが感心した次第です。

 

 

 

 

主目的の試合は、かつてのブームの頃ほどではないものの、依然としてスタンドを赤に染める広島東洋カープとの対戦で、中日は涌井秀章投手・広島は森翔平投手(写真2枚目)の両先発で開始しました。

 

前半は、涌井投手が広島の4番の西川龍馬選手に3ランホームランを浴びた以外は、両先発の下で両軍決定打を欠く展開が続いたのに対して、

 

 

 

5回裏に涌井投手の横浜高校の後輩・福田永将選手が、戦力外まで瀬戸際の中で代打ソロホームランを放ったのを分岐点に継投勝負に移ります。

 

中日は上田洸太朗・松山晋也・岡野祐一郎の3投手が無失点に抑える一方、

 

 

 

広島は栗林良吏・中崎翔太のかつてのストッパーたちが登板し、中崎投手が1点差まで迫られつつも、1点リードでセットアッパーの島内颯太郎投手に繋ぎます。

 

それにしても、不振の栗林投手と全盛期からほど遠い中崎投手に勝ちパターンを任せないといけない現状は、広島の中継ぎ陣の厳しさがよく現れていました。

 

そして最終回、先頭打者の石川昂弥選手が2塁打で出塁して一打同点のチャンスを掴むものの、続く打率4割を超える好調の宇佐見真吾選手がまさかのバント(汗)。

 

これがむしろ、広島の抑えの矢崎拓也投手を落ち着かせたのか、続く福永裕基選手が犠飛にもならないライトフライ、龍空選手が内野ゴロに倒れゲームセット。

 

2-3の接戦を落とす結果となりました(涙)。

 

 

 

結果だけ見れば「惜しい」とも思えますが、先制は相手投手の安打が契機ですし、最後の9回裏の攻めは宇佐見選手のバント・福永選手の外野フライに対して本塁突入を控える消極的姿勢などツッコミどころが満載です。

 

実力不足は経験や練習で未来に期待が持てる一方、こうした基本を顧みなかったり場当たり的な戦略を見ると、ドアラ研究家としても残念な気持ちになります。

 

まあ、選手も監督・コーチは選べないので、後は個々の実力任せになってしまうところ、そこも若手中心に移行中でまだまだというのが今の惨状の要因なのでしょうね。

 

そんな「実力以上に戦略で負けた」としか思えない残念な一戦の鑑賞を終えた後は、名古屋駅に戻り、夏仕様となったナナちゃん人形を眺めたり、

 

 

久しぶりにつばめパンの小倉トーストを軽い夕食にいただいたりして残り時間を過ごします。

 

 

最後は、ご当地人気スイーツ「ぴよりん」とアニメ化もされた人気漫画「五等分の花嫁」がコラボしている模様(写真1枚目)を見て、未だ続くぴよりんの勢いを感じつつ、名古屋駅を後にしたのでした。

ではでは。