こんばんは。

今日、午後に休暇を取得して4回目の東京肺炎ワクチンを接種したのですが、所謂副反応は2・3回目と同じくかすかな頭痛と腕の痛みが出る程度となっています。

 

この点、私は週末の予定に影響が出ないよう、ワクチン接種はいずれも月曜日~水曜日に予約しているものの、結果的に杞憂で済んでいるのは幸運でした。

 

まあ、東京肺炎が事実上終息している今となっては、個人的には感染対策に付き合ってあげている感が著しく、一体何回目まで続くのかが気になるところです(苦笑)。

 

 

8月10日(水曜日) ドバイ⑫

 

 

さて、本題のドバイ旅行はデザートサファリツアーが始まってしばらく砂丘を疾走すると、いったん砂漠の真ん中の何もないところで停車

 

それからガイドの案内に従い、靴と靴下を脱いで温かく足を取られる砂丘をゆっくり上っていき、

 

少しずつ日が傾く夕日の下、どこまでも続くかのような砂の世界を鑑賞。その雄大さは、私を含むここにいる人間がいかに小さな存在であるかを自覚させられるとともに、

 

 

 

こんな砂漠に近未来都市を築き、今なお拡大を続けるドバイのエネルギーを感じるには十分なものでした。

 

 

 

この後は、再び車に乗り込み砂丘や少し植生やガゼル(写真3枚目)が見られるエリアを通過し、

 

 

日没の鑑賞スポットに到着する頃には、すでにかなり日が傾き、また周りは同様のツアーに参加する人々(写真2枚目)で賑わいを見せます。

 

 

そして、ガイドからドリンク(写真1枚目)を受け取ると、少し高くなったポイントから、地平線の向こうの砂丘に沈みゆく夕日(写真2枚目)をゆっくり眺めました。

 

雲一つない空を橙色に染める夕日を、まだ熱さを感じる風を受けながら、砂丘に腰かけて鑑賞する時間は、砂漠の国を訪れたからこそ体験できる出来事であり、

 

 

 

360°の砂の世界の下、日没の瞬間まで何も考えることなく過ごしたのは、日々都会の喧騒の中で生きる私にとっては、今でもよい思い出です。

 

 

 

こうして砂漠のサンセットを満喫した後は、再び砂丘の中を揺られながら駆け抜け、ベドウィン(砂漠の民)の集落を模したキャンプベースに到着。

 

こちらは、入場前に無料で3つのアクティビティにチャレンジすることができ、

 

 

まず1つ目はラクダに乗っての散歩です。

しゃがんだ姿勢(写真1枚目)に乗った後、足を伸ばして急に視界が上がる瞬間は中々ドキドキしますし、

 

 

ラクダの上で、揺られながら高い目線で砂漠や人々を眺めるのは面白い体験でした。

 

 

次にトライしたのは、スノーボードのような板に乗って砂丘を滑り降りるサンドボードですが、こちらは重い板を持って砂丘を上るのがとにかく辛く、

(注:写真2枚目中央上の光っているポイントがスタート地点

 

上ったら上ったで、こんな急傾斜を滑降できるのか不安になりましたが、実際のアクティビティはハイスピードで気持ちよく下り、あっという間に終わります(汗)。

 

 

 
そんな2つのアクティビティを堪能すると、すっかり月が輝く夜の時間となったので、キャンプベース(写真3・4枚目)に入ろうとしたところ、その入口で、

 

最後のアクティビティとして、鷹を腕に乗せる体験をしました。こちらは腕当てごと鷹が渡されるので、怪我の心配は基本的になく、ベタベタですが砂漠の民になったような気分になれます(笑)。

 

 

そして、キャンプベースの中はとてもムードがある上、トイレや売店などもしっかり整備され、いかにもお金をしっかりかけていることがわかる造りでした。

 

 

また、食事は肉がメインのビュッフェスタイルでしたが、いずれも焼き立てで美味しかったです。

 

 

 

 

味・ボリュームとも満足の食事でお腹を潤わせた後は、このツアーを締め括るダンスショーが開始。

 

まず1つ目は中東の伝統的な回転舞踊です。

過去にトルコなどでも見たことがありますが、何度見ても「よく目が回らないなあ」と思いますし、

 

 

ステージ上だけでなく、客席に近づいて気さくに合いの手や声援に応えてくれるなど、サービス心も旺盛でした。

 

続く2つ目は、燃え盛る炎の棒を持った男性の舞で、こちらは演者の勇壮ぶりが際立ち、

 

 

ショーなので安全だろうとは思いつつ、原始的な火への恐怖心もあってドキドキしながら鑑賞

 

 

特に豪快に火を吹く様は、私を含め周囲の観客が大興奮した驚異のエンターテインメントだったといえます。

 

そしてダンスショーのトリは、こちらも中東ではお馴染みのベリーダンスです。

 

 

 

こちらは予想の範疇であり、想定外の演出こそありませんでしたが、やっぱり中東のショーといえばこの妖艶なダンスだなあとおっさん臭いことを思いつつ、

 

三者三様の魅力漂うダンスショーは終わりを迎えました。

この後は、真っ暗な砂漠を駆け抜けて幹線道路に入り、ドバイの中心部に戻ると、

 

ドバイ・モールの近くで送迎車を降り、ガイドと同乗したニュージーランド人一家に別れを告げます。

 

 

さらに、光り輝くブルジュ・ハリファを見納めるとその足でドバイ・メトロに乗り、

 

 

この日2度目のドバイ国際空港に到着。

すでに発券手続やスーツケースの預入は済ませていたため、早々に出国手続や手荷物検査を通過し、

 

 

すでに深夜が近いとは思えないほど、煌びやかで多くの利用客が行き交う制限区域に入りました。

 

余談ですが、こうした深夜も賑わう空港を見ると、成田空港が24時間運航できていたらアジアのハブ空港になれたのかなといつも残念に思います。

(参考:羽田・関空・中部・新千歳・北九州・那覇は24時間運航可能

 

 

8月11日(木曜日) ドバイ⑬・帰国

 

 

そして、免税店で土産物を追加購入するなど、最後の用事を済ませた頃には、すでに翌日(木曜日)になり、残った時間はラウンジで休憩することにします。

 

今回、エミレーツ航空のラウンジは利用できないので、プライオリティパスが使える「GALLERY」に入場。

 

とても広く快適なスペースに加え、

 

 

 

本格的な食事・スイーツも用意されているなど、最後までドバイらしい充実した環境に満足を感じつつ、帰国便の搭乗開始までの時間を休憩して過ごします。

 

この時、フライト時刻が深夜2時頃の予定だったところ、1時間以上遅れた深夜3時過ぎになったため、絶対に寝過ごさないよう眠気を堪えていました(苦笑)。

 

ちなみに、ここで帰国便を乗り過ごしたらチケットは取り直し、帰国便搭乗72時間前のPCR検査(当時)も再度必要という恐怖の事態に陥るところでした。

 

 

まあ、実際は睡魔に負けることなく、余裕を持ってラウンジを出て帰国便に搭乗し、

 

 

機内食(写真2枚目)を軽くつまむとすぐに爆睡

最終日にデザートサファリツアーは、体力的にちょっと無理があったと今となっては思いますが、全ては結果オーライですね(苦笑)。

 

そして、帰国まであと3時間くらいのところで久しぶりに機内エンタメで映画を視聴しようと思い、色々探してチョイスしたのが「弱虫ペダル」でした。

 

原作の漫画は絵柄が好みでないため、全く読んだことはありませんが、初見の映画はヒロインの橋本環奈に癒されたことだけは覚えています(とにかく失礼)。

 

 

 

そして約10時間のフライトを経て、日本時間の午後6時過ぎ成田空港に到着。

 

事前にすべてオンラインで手続を済ませていたため、検疫・入国審査と非常にスムーズに進み、待ち時間は若干長かったもののスーツケースも無事届いたので、

 

 

最後の税関も何事もなく通過し、2年半ぶりの海外旅行を終えることができたのでした。

 

 

【終わりに】

 

 

以上、4泊7日のドバイ旅行の模様を全8回でお届けしましたが、いかがでしたでしょうか。

 

成田空港のJALファーストクラスラウンジから始まった、この1週間にわたる旅は、

 

 

異国の空気を実感する伝統的な街並み

 

そして人類の創造力の賜物である近未来都市の両方を満喫できたのは、私にとって夏の最高の思い出でした。

 

また、Web会議の急速な普及は一部では「現地を訪れる」機会を減らしているようですが、やはり異国の空気を肌で感じることは、自らの想像力を育むには大変有用であり、特に若い方には必要なことだと思います。

 

9月からは海外旅行がさらに行きやすくなったので、ぜひ積極的に未知の国を訪れることをお勧めします。

 

私も来年は、年末年始のマレーシア旅行を皮切りに、様々な国・地域を訪れる1年にするつもりなので、この旅行記が皆さんの旅行の参考や動機付けになれば幸いです。

 

 

 

最後に、2年半ぶりの海外旅行記ということでいつも以上に構成・展開に拙さが出る中、お読みいただいた皆様に感謝を申し上げ、本旅行記の締めとさせていただきます。

ではでは。