こんにちは。

私は今日の朝、4日間滞在したアイスランドを出発して、今は乗継地であるイギリスのロンドン・ヒースロー空港内のラウンジでゆったり、東京行きの便のフライトを待っているところです。

 

明後日の朝には通常の日々に戻り、何ということもなく仕事に向かわなくてはならないのが微妙な気分ではありますが、大型連休でもない中、自分の仕事をやりくりして6連休を取れたこと自体、僥倖と思った方がよいかもしれませんね。

 

まあ、家に着くまでが旅といいますので、まずは何事もなく帰国・帰宅できるよう、引き続き注意を払うつもりです♪

 

 

6 雄大な滝と氷河に親しむ朝

 

アイルランド観光としては最終日となる昨日は、目的地の南アイスランドまで片道約200km(車で約2.5時間)とこれまでより移動に時間がかかるため、ちょっと早めに出発

 

途中、トイレ休憩で立ち寄ったお店では、今回の旅行中初めてとなるキティちゃんとの邂逅を果たし(笑)、記念にアイスランド限定のぬいぐるみ(写真)を購入します。

 

ちなみに、他のぬいぐるみと比べて出来は大変よいものの、お値段は1個約3,000円と、やはり恐ろしい物価です(汗)。

 

そんな意図しない楽しみの後は、本題の南アイスランドの雄大な自然巡りが始まり、最初に訪れたのはガイドブックでもよく紹介される、セーリャラントスの滝(セーリャラントスフォス)です。

 

 

こちらは、細長い水流が60mもの高さから激しく降り注ぐ姿が圧巻で、季節が冬のため一部が凍って見事な氷柱となっているのもまた趣があって素敵でした。(写真1枚目)

 

また、この滝は階段を上って高い位置から眺めることができ、後ろを振り返るとどこまでも広がる白い原野(同2枚目)、

 

正面からはより立体感と迫力に満ちた、滝の姿を楽しむことができるのが大きな魅力だと思います。

 

さらに、こちらでは滝の裏に回って、滝越しに太陽の光と雄大な原野を眺めるのも人気ですが、冬場は危険ということで、残念ながら裏手への立入りは禁止されていました。

まあ、それは将来の楽しみにしておきましょう(意味深)。

 

あと、この階段は本当に滑って怖いので、行き以上に帰りを慎重に、十分注意して下りることをお勧めします。

 

 

そんな自然の恐怖と隣り合わせの、素晴らしい景色を楽しんだ後は、アイスランドの代名詞に数えられる氷河の1つ、エイヤフィヤトルヨークトル氷河を遠目に鑑賞。

 

こちらは、2010年に火山が噴火して欧州全土の航空路線を混乱に陥れたのが有名ですが、遠くからでもわかる巨大な氷河の姿は、とても雄々しかったのが印象深いです。

あと、氷河から吹き降ろす強風が本当に凄かった(汗)。

 

続いて午前中の最後に、幅が25mとセーリャラントスフォスと比べると広めで、白いカーテンのようにも見える、スコゥガルの滝(スコゥガフォス)を見学します。

 

 

こちらは、水しぶきにさえ注意すれば、滝つぼ近くまで行って眼前でその迫力を楽しめる点(写真1枚目)、そしてトレッキングもできる一面の氷瀑と氷柱(同2枚目。中央右は実際にチャレンジ中の1組。)がポイントで、

 

 

さらに、長い階段(写真1枚奥の丘)を上った先の展望台(同2枚目)からは、

 

こうした水流や氷瀑、氷柱を見下ろした姿は、まさに大迫力といった感じで、とても印象的でした♪

 

ちなみに、この階段は上りきるまで時間がかかるものの、セーリャラントスフォスと比べると凍結は少なく、まだ安全です。

(当然、チャレンジは自己責任でお願いします。)

 

ちなみにこちらは、展望台から原野を見下ろした眺望ですが、お昼前なのに夕方のような景色は、極北の地ならではのとても幻想的なものでした。

 

 

7 大自然を満喫し、迎えた最後の夜

 

続いて午後も南アイスランドの壮大な自然を巡り、まずはこの旅2つ目の氷河であり、国内最大級の氷河の一部を構成するソウルヘイマヨークトル氷河を訪れました。

 

先ほどのエイヤフィヤヨークトル氷河(何度やっても入力しにくい名前…。)との違いは、車でそのすぐ手前まで移動でき、道具さえあれば氷河の中を歩ける点、

 

そして長い年月をかけて、氷河が流れて延びた氷舌」(ひょうぜつ。氷河が突き出した舌のような形となることに由来)を間近に眺めることができる点だと思います。


なお、私たちは登山道具を持ってこなかったので、写真1枚目中央下の団体さんくらいの位置から眺めるに留めました。

 

この後は、南アイスランド観光の締め括りとして、溶岩成分が強く真っ黒な砂が一面に広がる、アイスランド島の最南端近くレイニスファラ(黒砂海岸)を訪れ、海を眺めながらのんびり散歩しつつ、

 

はるか昔の火山噴火の名残ともいうべき、海岸沿いの奇岩群を見学したり(写真1枚目右は通称「ろうそく岩」、2枚目は扉の丘の島という意味の「ディリフォラエイ」)、

 

 

北アイルランドのジャイアンツコーズウェイを思い出す、柱状節理の山壁を見て楽しみました。

 

 

海岸散策を終えると、その近くのアイスランド最南端の小さな村、ヴィーク(写真1枚目は中心に建つ教会)まで行って休憩と買い物をし、その後は車窓から奇岩や氷河を改めて眺めつつ(同2・3枚目)、レイキャビクに戻りました。

 

 

レイキャビクに着いた頃には、すっかり外が暗くなっていたので、普通なら締めのオーロラ鑑賞といくところですが、昨日はオーロラの動きが鈍く、市内ではほとんど見られない状況だったので早々に諦め(苦笑)、夜の街歩きに切り替えます。

 

とはいっても、主だった観光スポットの夜の姿は、すでに前日に見学していたので、

 

かのビル・クリントン元米大統領が「宇宙一美味しい」と称賛したホットドッグのお店(写真1枚目)を探し当て、その味を堪能したくらいで早々に街歩きを切り上げ、

翌朝の出発が午前4時台というのも頭にありました。)

 

ホテルに戻って、展望階からレイキャビクの夜景を眺め、今回のアイスランド旅行を締め括りました♪

 

ちなみに、今回は不思議なくらいトラブルは何もなく、せいぜいこの日の夜の街歩き中、駐車場にチェーンが貼ってあるのに気付かず、盛大に足を引っかけて転んだくらいでした(苦笑)。

(まあ、肺を強く打ったので今でも少し痛みますが…。)

 

 

8 過去最長のトランジット@ロンドン

 

 

そして時は今日に至り、早朝にケフラヴィーク国際空港に移動して手早くチェックイン等を済ませ、往路と同じアイスランド航空の便でアイスランドを出発

 

3時間の短い空の旅を経て、午前11時過ぎロンドン・ヒースロー空港に到着し、今に至る訳です。

 

ちなみに、ロンドンでのトランジット時間は約8時間と、市内に行って軽く観光できるくらいの長さですが、(失礼ながら)ロンドン市内に無理してまで惹かれるものがないのと、ヒースローでワンワールド加盟航空会社のラウンジを回ってみたかったため、ずっと空港に滞在することにしました。

 

ちなみに最初、というか今滞在しているのがキャセイパシフィック航空のビジネスラウンジで、どこかオリエンタルな雰囲気漂うゆとりある空間の中で、

 

ランチとして、カウンターで注文可能な作りたてのワンタンメン(写真1枚目)や包(同2枚目)などを堪能したところです♪

ヨーロッパ旅行中は、当然ですが洋食尽くしになるだけに、上質な中華の味というのはありがたいです。

 

なお、まだ出発まで5時間半以上あることから、あと2箇所くらいは、各社のラウンジをハシゴするつもりなので、その模様はまた旅行記本編で紹介しますね♪

 

 

以上、4泊6日のアイスランド旅行の模様を現地から届けてきましたが、個人的な感想としては、夢だったオーロラ鑑賞が叶ったことを筆頭に、過去の海外旅行の中でも屈指の満足できた旅だったと思います。

 

0℃前後の常識的な寒さで楽しめるオーロラ、雄大な自然、そして美味しい料理と、いい思い出を語れば枚挙に暇はなく、皆さんに強くお勧めできる国なので、今後の旅行の中で、ぜひアイスランドも選択肢に入れていただけると幸いです。

 

(Andreas Tille - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=50595による)

 

また、冬とは違った魅力を見せる夏のアイスランドや、今回は日程の都合上訪れることができなかった、冬限定のスーパーブルーの絶景で有名な「アイス・ケイブ」(写真)を見るため、個人的にもいつか再訪したいですね。

 

そんなこんなでヨーロッパ歴訪もこれで39カ国目年末年始はアメリカ・ニューヨークなので、次のヨーロッパ旅行は翌年となりますが、残りの11カ国制覇を含め、1回ごとの旅行をしっかり満喫していきたいと思います。

ではでは。