この感動は、忘れらない!

 

高校時代の友人が実は古楽のコンサート中心の音楽事務所で働いていて、独身時代、彼女の事務所で自主公演をしたことがあります。

 

それから、私も子育てが忙しく活動もしていなかったので、彼女とはお年賀状を交わすくらいになっていました。

ただ、次女の中学受験がおわり、暫くぶりに連絡してみてChopinの話になり、彼女が自宅にハープシコードの他にChopinが死んだ翌年1850年に作成されたプレイエルのアップライトを持っているというので、びっくり!

 

それで、「是非弾きにきて!」と言われ、彼女の家に伺い弾いてきました。

 

これが、なんとも!我々が話している話し声もアップライトのプレイエルに響きあい、響いた音がプレイエルが話しているような錯覚。

何よりも、音に色気があり、現代のピアノより、ずっと複雑な表現を簡単に出せてしまう響きと言う感じがしました。

 

「色気」これは私が作って弾いた、弾き方でもなんでもないのです。

 

何しろ、譜面台のデザインや木の木目等、昔の何百年前に生きていた人々、このピアノを弾いていた人がどんな人、どんな部屋に置かれていたピアノなのかに思いを馳せると、もうなんとも言えない気分で、音の響きとChopinの曲を弾いたときの、恐らくこういう音を聞きながら作曲していたのだろうと思いが錯綜してしまい、もう・・・ゲッソリ

 

言葉では言い表せないですね。

 

持ち主の友人によると、プレイエルは今、弾けるように直した人の音の作り方もあるので、他のプレイエルと同じにはならないとのこと。

この辺りも、このピアノでしか表せないもの、世界に一つしかない音という事になるのでしょうね。

 

ということから、ショパンも今まで弾いていたChopinは私の中でより変化していきそうです。

 

さすがに、弾いたときは、心がザワザワ、ワクワクして、現代ピアノを弾いているときとは全然違う心持にテンション上がりました。