私が書いた花で綴る源氏物語・花宴(はなのえん) 桜 紫宸殿 光源氏が二十歳の春、紫宸殿での桜の宴の後 のことです。 後宮あたりをほろ酔い気分でそぞろ歩いて いると、右大臣の娘の朧月夜と出会い、契り を結ぶことになります。 肉感的で魅力的な女性だったようです。 しかし、この出来事がもとで、光源氏は 後に「須磨送り」(左遷)となるわけです が、それは聡明で美しい明石の君と出会う きっかけでもありました。