今更ですが
Whisktail ~ウイスクテイル~とは何か?
WhiskyとCocktailを組み合わせた造語です。つまりはウイスキーベースカクテルの事ですが2年前に商標申請をし、昨年認可が下りました。
【定義】
1、ウイスキーベースである事
2、ウイスキーの香味を活かす事
3、ウイスキーへのリスペクトがある事
何故、静谷がWhisktailと言う言葉を作ったか。英国飲料業界誌ドリンクス・インターナショナルが発表したThe World’s Best-Selling Classic Cocktails2018が1つの動機になっている。
世界100店舗のBARが厳選したカクテルの中で、栄えある1位に輝いたのがウイスキーベースのオールドファッションド、続いて3位にはウイスキーサワー、7位にマンハッタンとウイスキーベースカクテルが世界で高い指示を受けている。
国内外問わず、湧き上がるウイスキーブーム。そして時同じくして世界中のBARで高い支持を受けているウイスキーベースカクテル。
国内ではあまり浸透していない…と思われがちのウイスキーベースカクテルだが、ウイスキー文化を構築したと言っても過言では無い立派なウイスキーベースカクテルが日本には存在する。
・・・ハイボールだ。
2008年終わり頃から再ブームになったハイボールも約10年が過ぎさり、すっかり定着したかのように思える。
静谷は 0 to 1 と言う言葉が好きだ。
ハイボールは全くウイスキーを口にしなかった人達に大きな風穴を開けた立派なウイスキーベースカクテルだと考えている。
私もハイボールが大好きだ。
しかし、ウイスキーの楽しみ方として、ストレートやロックは是非味わっていただきたい。
例えは極端過ぎるが、草津を温泉地だと知らないままシャワーだけを浴びて帰ってしまうくらいストレートやロックを知らないのは勿体無い事だと思ってしまう。
しかしながら、やはりウイスキーはアルコール度数が高い。
ハイボールとストレートの間に何かもう1ステップは無いか…クッションが必要…。と考えたのがウイスキーベースカクテルの可能性だ。
今年のラグビーワールドカップは大きな盛り上がりを見せているが、新宿ウイスキーサロン、 BAR LIVETの両店では日々海外のゲストが多く来店している。
そしてオーダーの殆どがジャパニーズウイスキー。
そして同じくらい多いのが、オールドファッションド、ウイスキーサワーだ。
私は2年前からこの時を心待ちにしていた。日本を代表するウイスキーベースカクテルのハイボールと、国外を代表するオールドファッションドやウイスキーサワー等による国内における接触を。
今年のラグビーワールドカップ、そして来年の東京オリンピックが契機となり、真の意味でBest-Selling Classic Cocktailsにランクインするようなウイスキーベースカクテルが到来し、ウイスキーの楽しみ方のバリエーションが更に豊富になると考えている。
今年私は念願のマスターオブウイスキーを取得した。33歳の最年少記録だったが、第1回目から挑戦をしていたため、合格するまでに実に9年の歳月を掛けてウイスキーと向き合い続けた。
マスターオブウイスキーとしての私の役割は、ウイスキーの楽しみ方を拡げ、より多くの人達にウイスキーを飲んでいただく事だと思っている。
ハイボール迄は文化と時代と酒類業界における多くの諸先輩方が築き上げ、そして定着した。
その次のステップをバーテンダーであり、マスターオブウイスキーの私が少しでも貢献出来ればと思っている。また、賛同し、協力してくれるバーテンダーや酒類業界における仲間達も探している。
そして、来年はもう1つジャパニーズウイスキー文化にとって新たに産声が誕生する瞬間でもある。
2016年実に多くのジャパニーズクラフトウイスキー蒸溜所が誕生した。
まだ、伺えていない蒸溜所も少し残っているが、どの蒸溜所も素晴らしいニューメイクを生み出している。
そして、来年は熟成年数3年のウイスキーが多く市場に出回る事だろう。
新宿ウイスキーサロンはジャパニーズウイスキーにも力を入れているが、全ての国産クラフトディスティラリーを一方的に応援させていただきたいと思っている。
応援とは生意気に聞こえるかもしれないが、新宿という土地柄、国内外問わず、多くのエリアからのゲストが多い。
その方々に3年物のウイスキーを提案し、実際に蒸溜所に足を運んで欲しいのだ。
蒸溜所だけの熱、香り、造り手の皆さんの表情、魂、その全てを五感で体感し、味わっていただきたい。
来年はおそらく個人としても今までで一番ウイスキーと向き合い、活動していく年になるだろうとワクワクしている。
久々にマジメな事を書いちまったなぁ〜
纏まらなくなったんで、みんな自由にウイスキーを楽しみませう👊って事で👍