旅✖心理学(4) | ちびタンクのひとりごと

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大好きな旅のこと、心理学・スピリチュアル・ヨーガのこと、日々の気づきなどをつぶやいています♪

こんばんは(^-^)

今日ヴィッキーからfacebookでメッセージをもらいました。

彼女は今、キプロスにいるそう。

羨ましい~っ!!!

では、続きです(^^)

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バスに揺られながら、
ひとしきり自己紹介やら旅の情報交換やらが終わると、
彼女は膝の上に広げていたノートに、
何かを書き始めた。


しかしボールペンがつかないようで、振ったり、ぐりぐりと円を書いたりしている。


「使う?」


私のペンを差し出すと、
「ありがとう!」
と、すごい勢いでノートに向かった。


日記でも書いているのだろうか?

横目で覗こうとした私を察し、
彼女は、

「ティック、ティック」

と"見ないで"のジェスチャーをした。


見たって私の語学力じゃわからないだろうに。
恥ずかしいのだろうか?
なんだか可愛いなあ(*^^*)


彼女の気持ちを尊重し、
私は視線を外に移した。


見渡す限りの石砂漠。

背の低いこんもりとした植物は、測ったように等間隔に生えている。
自然の摂理の元、この間隔になるのであろう。


真っ青な空とキャメル色の地平線のコントラストは、どこまでも続く。

運転席から入る乾いた風が、私たちの髪を等しいスピードで揺らしていた。


私たちの乗ったバスだけが、時間の中に存在しているようだった。



「ツンツン」



ぼうっと外を眺めていた私の肩を、
彼女が軽く突ついた。


ん?


彼女はいたずらっぽい笑みで私を迎えた。

そして、何やら一生懸命書いていたそのノートを、私に見せたのだった。


---続くーーー


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