目下3連勝中の清水は、アウェイでJ2リーグ3位につける岡山と対戦し、北川選手のゴールで1-0で勝利し、連勝を4に伸ばしました。

岡山は現在3位と好位置につけていて、試合内容も得点の取り方も非常に良く、アウェイでの試合ということもあり、非常に厳しい試合となることも予想されましたが、現在3連勝中の清水は岡山を上回る絶好調さで、全く心配する必要がありませんでした。

清水は試合開始からボールを握って試合の主導権を引き寄せると、相手にボールの取りどころを与えない、非常に技術力の高いボールの動かし方で岡山陣内へと攻め込みます。恐らく今の清水の選手はみんなが高い自信を持ってプレーしているのだろう、そういうものがプレーの端々から感じることができるほどに、走攻守全てに渡って素晴らしい試合内容だと感じました。岡山の選手も、試合内容自体は悪くないのに、全くそれを寄せ付けない清水のプレーぶりに、首を傾げる様子も見て取れました。

その中で前半28分、セットプレーの流れの中で獲得したPKをカルリーニョス・ジュニオ選手が蹴りますが、残念ながら相手GKにストップされてしまいます。

ただ、その直後の34分、相手陣内で高橋祐治選手がクリアボールを拾い中村選手に渡すと、中村選手は北川選手に楔を差します。そこからカルリーニョス・ジュニオ選手とのワンツーで抜け出すと、北川選手はダイレクトで右足を振り抜き、ゴール右隅に突き刺し、非常にクオリティの高い攻撃で先制点を奪います。

こうなれば今の清水にはこの1点のリードで十分です。後半の最初の方には、少し危険な時間帯もあったものの、最後まで集中力の高い余裕の試合運びで相手を寄せ付けなかった清水は、1-0で見事な勝利を飾ることが出来しました。

これで連勝を4に伸ばした清水、乾選手を欠いた中でも勝利という結果を手にしていることが、周りの選手ひとりひとりの自信へと繋がっているのかなと感じます。開幕当初には少し心配な面もありましたが、今はチームが変わったような充実ぶりで、J1昇格という目標にどんどん近づいて行っていると感じました。これから5月の試合で清水が連勝を伸ばしていくことに大いに期待しています。