2024 J1リーグ第1節 ジュビロ磐田 0 - 2 ヴィッセル神戸 (ヤマハ)

 

磐田の開幕は結果的に2失点完封負けでした。

 

今日の磐田の直接的な敗因は、ゲームの入りが悪かったことです。

前半と後半の開始直後にもったいない失点をしてしまうということは、ゲームの入りでメンタル的に神戸の圧力に屈してしまったのかなと思いました。

失点以降の時間帯はメンタル的に持ち直してきたのか、それとも神戸の少し圧力に慣れたのか、昨年の覇者を相手にも通用するプレーをいくつか見つけることが出来ました。もちろんまだまだ通用しない面の方が多かったですが、J1での現在地がわかったとういう意味で、負けて収穫のあった試合ではないかと思います。来週以降のトレーニングやミーテイングで、通用しなかった面を改善して、通用する面は質を高めて、J1で通用する項目をどんどん増やしていくように取り組んでいって欲しいですし、取り組むものと思います。

 

また、磐田と神戸にはちょっとしたプレーの差、例えばトラップとか、ポジショニングとか、体の向きとかで本当に些細な質の違いがあって、それが蓄積して大きな差となっているのかなと感じました。こういう基礎的な技術を高めていく努力は必要だと思います。ただ、神戸との差はそれだけでなく、代表クラスの選手が、難しいことを何気なく簡単に、しかも気の利いた形で処理していて、本当に素晴らしいプレーだと思いました。その部分の差を埋めることは並の努力では難しいと思います。そのためには、長期の視点でクラブを強化していくことが必要ですし、恐らく横内=藤田体制で最優先課題として取り組んでいるものと思います。

 

とはいえ、短期的には来週末にはもう次の試合は待っています。しかも、次の対戦相手はまたも強豪クラブです。目の前の相手が強豪なら挑戦者である我々は、いつもより走ったり、体を張ったり、メンタル的な部分で上回るといったやり方以外に勝ち点を手にする可能性は小さいでしょう。横内監督がやりたいサッカーとは少し違う部分も出さなければかもしれませんが、そこは割り切って勝ち点をとことん追求して欲しいと思います。