しづりん絵日記 -3ページ目

しづりん絵日記

もがけばもがくほど深みにはまる。世の中を斜に構えつつ、平和に生きよう。

[建築ふりかけ論(私見)]

ついにエースホテルがリリースされましたね。

おめでとうございます。


「有名な誰かを呼んで、何とかしてもらう」ミーハー日本人の「お墨付き好き」は、昔も今も変わらない。


昔はお墨付きといえば「外人」だったから、頼む方だってそれなりのハードルが高かったし、勉強させてもらうって意図もあった分、マシだったと思うけど。


実際「スクラップアンドビルド全盛期」の日本で、既存建物を実にうまいこと活用してみせた「新風館」は衝撃的だった。あの時、リチャードロジャースに頼んでなかったら、新風館は今に繋がってなかったかもしれない。(エースホテルは新風館という古い建物があったからこそ、日本上陸を決めてくれたと、聞いている)


さて「渡る世間は隈ばかり」、あるいは「アレも隈(新国立競技場)、コレも隈(新新風館)、たぶん隈(新品川駅)、きっと隈(新成田空港とか?)」なる、「隈建築で溢れかえる日本の背景」を私なりに分析してみたい。


超ざっくり言うと、建築家・隈研吾さんは「施主にとって圧倒的に頼みやすいポジション」を築いたのだと思う。それを私は「ふりかけ」ポジションと呼んでいる。


ところで「ふりかけ」の代表格といえば「のりたま」だが、ごはんにかけたら、玄米だろうが白米だろうが「のりたま風味」になる。「ごま塩」をかけたら「ごま塩風味」になる。


一方、「隈さん」の手にかかれば、たとえザハの設計した新国立競技場だって、見事なまでの「クマ風味」になってしまう。平面図も断面図もザハ案に完全一致していていようがなんだろうが、屋根がパラパラしてる新新国立は、どこからどう見てもクマ建築である。


「ふりかけ」は、元の素材(たとえば、既存建物や、既得権や、ゼネコン設計や、ザハの設計)を破壊したりしない。表層的にパラパラッと(大抵は木ルーバー)をふりかけるだけだ。それなのに「クマ風味」にしてしまう。そう「魔法のふりかけ」なのだ。


かくして、ミーハーおじさんは「隈さんにお願いしたんだ♡」と威張れるし、既得権おじさんは「予算内に収まってよかった♡」となるし、行政おじさんは「(デザインはよくわからないけど)有名人がデザインした新名所できた♡」となる。そう、みんな「ハッピー」なのだ。困る人は殆どいない。


困ってるのは、方々で隈さんに行く手を阻まれる「若手建築家」くらいなものだ。そのせいで、若手建築家はいつまでも貧乏から抜け出せないって?「だったら君も隈ジムで働けばいいじゃないか!」隈さんは優しく手を差し伸べてくれる。ああ!なんて素晴らしい、隈さんは神なのか。


そう、隈さんは感じがいい。おまけに背が高くてカッコいい。東大の教授なのに、物腰が柔らかく、偉そうにしたりない。プレゼンも抜群にうまい。現場のおじさんの言うことだって素直に聞き入れてくれる。かわいい子にはにっこり微笑んでくれる。ましてや、日本の既得権益を脅かしたり、文句つけたりしない。なんといっても「ふりかけ」なのだから。


「金を出してる施主のオレが、なぜ偉そうな建築家の言うことを聞かなきゃなんないわけ?」という、日本中でささやかれていたお金持ちの「ボヤキ」を隈さんが一手に引き受けて、解決しちゃったのだ。


隈さんに出逢った誰もが、隈さんのファンになる。トップのおじさんが「隈さん最高!」と褒めちぎり、クチコミがクチコミを呼ぶ。いまや隈ジムは大組織事務所で、給料だっていい。


さらにいえば、隈ジムではかなりの仕事を任されると聞く。何故ならば隈さんは世界を股にかけるミラクル売れっ子の建築家だから。ゆえにスタッフはバンバン仕事を担当させてもらえる。なぜって、若手だろうが、外人だろうが、木ルーバーをパラパラッとしておけば「クマっぽく」なるのだから。つまり隈さんは建築界では誰も成し遂げられなかった、あの「量産」さえも可能にしたのだ!


こうして、日本中をパラパラにするため、里山からスギ材をせっせと切り出してるから、花粉症人口が減少してるとか、してないとか。社会貢献もカンペキだ。


かくして、日本中にパラパラ建築が溢れかえり、建築界最高峰の東京大学教授となり、誰の追従も許さない「圧倒的王者」となった。それが「負ける建築家」であり「ふりかケンチク家」隈研吾なのである。


(と私は思う)


そんな隈さんに果敢に挑む事を巷では「クマ退治」と呼ぶとか呼ばないとか。



注釈: 隈建築の素晴らしさは表層だけではありません。ぜひご自身で体験してみてください。ちなみにあの「パラパラッ」とした木ルーバーは、超法規的な解釈、ならびに相当な技術力が必要です。よい子は真似をしないように。



https://www.facebook.com/yoshitaka.imayoshi/posts/10216203851550647

「思いつき」を実現する人って、本当に凄いと思うんだ。


与えられたフィールドをソツなくこなすだけじゃなく、思いついたことをカタパシから実現しちゃう人って凄いと思う。


くだらなくても、ちっぽけでもいい。やらないより、トライしてダメな方がよっぽどいい。そういう人は他人が鼻で笑ってる間にどんどんクリアして、気づいたら遠くまで行ってしまう。


最近つくづく思うだ。フワッとしたコンセプトメイクも、どっかで見たことあるような既視感のあるデザインも、パクるための事例収集も、お腹いっぱいだし、ぜんぜん面白くない笑!


事例を集めてる時間があったら、実際にどんどん見に行こう。視察しっぱなしじゃなくて、小さくてもいいから、ソッコーで実現してみよう。


視察もプロジェクトチーム全員で体験しなきゃ、ぜんぜん意味ない。私は「暗黙知が大事だ」ってずーーっと言って来たんだけど、暗黙知を築くには、ありとあらゆる空間や時間や体験を共有することが大切なんだよね。暗黙知が出来てきたら、次々とチームでアイデアが生まれてくる。その状況まで到達すれば、「思い付き」は加速度的に実現できるようになっていく。プロジェクトは、めちゃんこ面白くなるし、思いもしなかった高みに到達できる。


チビっこくても、イベンチュアルでも、「見たことがないこと」に人は感動するんだ。丸投げ外注じゃなくて、オリジナルの企画を小さくてもいいから実現してみようよ。今よりも、ほんの少しだけ領域を超えてみよう。自分の限界のあと一歩だけ手を伸ばしてみよう。待ってないで、自分でノックしに行こう。やる前から諦めてたら「すぐに諦める深みのない人間」か「言い訳がましい人間」になっちゃうよ。


「ロンドンバスをハナコラッピングバスにして走らせる」って聞いて、最初は「ん?」て思った笑。だけど、なんだか楽しそうじゃん!新しいじゃんってテンション上がった。突拍子もないことを「本当にやり切っちゃう」ロー君率いるハナコ編集部チームはすごいと思う。きっと、めちゃんこいいチームなんだろうなって思う。


こういう「見たことも、聞いたこともないこと」から、とてつもない事がインスパイアされるよね!(実際に色々と思いついてしまった笑)


三井不動産と、森ビルと、三菱地所の三大エリアをバスで繋げたはじめてのハナコさん(30)。お誕生日おめでとうございます。


「ロンドンバス」の二階は「はとバス」より目線が高くて「上から目線」なんだぜ笑!


#hanako30

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初任給で買ったのはTシャツだった。その後「自分へのご褒美」に、高額なモノを買ったことがない。40歳になった時に、ロレックスでも買ってやろうかとグラついた時があったけど、「ヤクザのする時計だからやめなさい」と母親に止められた笑。そんなわけで、私の左腕は相変わらず空いたままだし、ピアスホールにダイヤは光ってない。庶民生まれで、高額なモノを買う度胸も、懐もなけれど、未来永劫同じモノに飽きずにいられる自信もない。そもそも高いモノを手放せなくなる不自由さが怖い。モノってやつは不思議で、持つ前は平気なのに、手にしたら途端に手放せなくなる。人だって同じだ。ひとりで平気だったのに、仲間が出来ると頼るようになって、寂しくなるし。いつのまにかひとりじゃ出来ないって思いこんでしまう。だけど未来永劫その人がそばに居るわけじゃない。だから、いつでもひとりに戻れる事を忘れないようにして、その人がそばにいる間に思いっきり大事にして一緒に楽しむことだ。「いつか一緒に」なんて思っても、行動に起こさなきゃ、その時は永遠に来ない。私はどんな時でも「これが最初で最後の仕事だ」と思ってやることにしてる。今いる場所も、かりそめの場所だ。誰だってそうだよ。もし違うと思うなら、君が認識していないだけだ。未来のことは誰にもわからない。来年の今頃は、どこで何をしてるだろう。大学も、高校も、転職も、引越しも、誰かに別れを告げた人も、告げられた人も、卒業おめでとう!また新しい春のはじまるね!