昨日は、石油タンカー事故の報道が沢山ありました。
ですが、フォーカスしている内容が、各社いろいろで、なんだか混乱してしまいました。
どんな根拠に基づいての報道なのか、海上保安庁のHPを見てみました。
資料は、現在5種類ありますが、時系列に並べられていません。
なので、ここでは時系列に並べなおしてみたいと思います。
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海上保安庁HP→ http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/post-432.html
>奄美大島等における油状物関連情報
奄美大島等における油状物関連情報については、以下を御覧ください。
なお、今回の分析結果(参照:2.「奄美大島等漂着の油状の物の分析結果について」)をもって直ちに、漂着した油状の物がS号の沈没と関係がないものとは断定できません。
■20180206
2.「奄美大島等漂着の油状の物の分析結果について」(第十管区海上保安本部)
■20180209 4ページ
5.「東シナ海で沈没したタンカーSANCHI号からの流出等に関する調査について」
■20180215 3ページ
4.「中国上海沖の東シナ海で外国船同士が衝突」(第十管区海上保安本部)
■20180220
1.「鹿児島県奄美大島、沖縄県沖縄本島等における油状漂着物への対応状況」
■20180220
3.東シナ海におけるタンカー衝突事故について
なぜ、昨日の報道で混乱するかというと、2月6日に発表された漂着物の分析結果は、
「サンチ号の油と似てるけど一緒とは限らない。でも、違うとも断定できない。」
というものだったから、はっきりするのを、今か今かとまっていたところ、その後に出た発表資料も、同じような煮え切らないものだったから、なぜこのタイミングで報道が、断定的に言うのかが分からなかったからです。
と言うことを踏まえて、資料を見ていきましょう。
■20180206
2.「奄美大島等漂着の油状の物の分析結果について」(
http://
油が2種類あるのも、頭がこんがらがる原因です。
積荷→コンデンセート(13.6万トン)
船の燃料→C重油(約2千トン)
まず、これを踏まえておきましょう。
奄美大島等に漂着したのは、少ない方のC重油と呼ばれるもののようだけど、そうなのかそうでないのか。
これは、この事故の賠償問題にも関わるので、大きなポイントです。
次に発表されたのがこれ。
■20180209 4ページ
5.「東シナ海で沈没したタンカーSANCHI号からの
http://
海上保安庁は、環境省や水産省と一緒に調査しますよ~って発表です。
ここでも、「サンチ号の油と似てるけど一緒とは限らない。でも、違うとも断定できない。」の表現のままですね。
なので、この頃の報道も、これに沿った内容になっています。
油の付着物、漂着 タンカー事故関連か 沖縄・北部
琉球新報 2018年2月10日 11:32
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-662845.html
そして、3つ目がこちら。
■20180215 3ページ
4.「中国上海沖の東シナ海で外国船同士が衝突」(第十
http://
これ、資料タイトルは、
「S号沈没位置付近の浮流油の状況等について」
だと、分かりやすいのにね。
沈没船の海上で、浮流油の面積を報告してくれています。
コンデンセートは、海面がキラキラしているのを目視で確認するとどこかの報道で見たので、今も出続けているのは、積荷のコンデンセートですね。
「末端から拡散消滅している状況」
とありますが、消えて無くなるけではないので、大気への揮発と、海水への溶解がどのくらいで、その影響は長期的な調査が無いと分からなそうですね。
因みに、中国の国家海洋局は、面積と海水の分析結果を事故直後から頻繁に公開しています。
■中国の国家海洋局
・漂流しているオイル情報が、日々アップデートされています。
4つめはこちら。
■20180220
1.「鹿児島県奄美大島、沖縄県沖縄本島等における油状漂着物への対応状況」
http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/images/yujoubutu.pdf
↑こちら、昨日の時点のスクショ画像なんですが、今リンク先を見に行きますと、↓
差し替えになってる( ;∀;)
これって、毎日違ったの?前のはもう見れないの?
こんなのあり???
そしてもう一つ。
■20180220
3.東シナ海におけるタンカー衝突事故について
http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/images/syoutotsujiko.pdf
これも毎日差し替え?
なんて分かりにくいんだ!?
海保さーーーん( ;∀;)
20180220
3.東シナ海におけるタンカー衝突事故について
http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/images/syoutotsujiko.pdf
の中の、
2 浮流油の状況
・2 月 21 日、S 号沈没位置付近から、長さ約 1000 メートル、幅約 30 メートルの
範囲に浮流油を認めているものの、浮流油については末端から拡散消滅している
状況
と、3の画像は毎日差し替えの更新で、
4.「中国上海沖の東シナ海で外国船同士が衝突」(第十管区海上保安本部)
http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/images/gaikokusen.pdf
↑これがまとめた資料と言うことかしら?
海保さーーん、分かりにくすぎますって!!
昨日の報道と海保発表との突合せをしたかったのですが、ちょっとここまでで疲れてしまいましたので、一つの記事としては、ここまでとします。
お読みいただき、有難うございます。
昨日の報道は、これからリンクを集め、後で追記しますね。
↓こちらに、事故発生からの情報リンクもありますのでどうぞ。
■東シナ海石油タンカー事故関連の時系列整理(随時追記)
https://ameblo.jp/shizuokaheartnet1/entry-12351554104.html
追記
んぎゃーー!
今見たらまた変わってる!!
http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/post-432.html