フィールドマスターTR-18実際の性能は? | しずおかDD23

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50年前の骨董品、フィールドマスターTR-18A、TR-18M 当時から名機と言われてたが、本当に名機なのか?ただ、すり込まれてただけなのか?

 

TR-18A 初期物、自分は、この初期物に思い出がある。小学生か中学生だった頃、トラック4CHの方からタダでもらった記憶がある。その時に名機だぞと。。メーターがないシンプルで見た目が悪く、マイクピンは3ピン、それも下側にコネクターがあり使い辛い機種だった。

丈夫な作り、重量もあり、フロントパネル、ツマミも金属。初期物だけは、エコー(E)チャンネルが送受できない。当時はEチャンネルへ逃げて極秘交信してる方も存在したが、すぐ、そんな事も無くなった。簡単な改造で23から24チャンネルにできた事と、40CH、FCC機が出回った原因。

受信感度は、想像してた以上に良かった。SINAD10dB EMFで-3.5dB/uV以上、送信出力は3~3.5Wぐらいか?ノーマル終段は2SC778=2SC1306なので、そんな物でしょう。変調トランスは大きく、プリドライブにも変調を掛けてるのでFB。

現在でもメンテナンスすれば、十分実力を持つ機種と思われます。

 

TR-18M、当時一番売れたタイプ。Sメーターが付いて、目でも楽しめるようになった。これは、昔、28Mhzに改造した物、内、8chは、27Mhz受信用。当然、送信できない改造がされてます。

 

実際に使って気になった所は?

No1. 送信時に変調を入れるとメーターがマイナスへ振れる。

No2. 受信時に相手の変調が入るとSがマイナスへ振れる。

1.2は、CとRで改造済

No3. 強力信号を受信すると、一瞬Sが振り切れ、又は、引っかかって針が下がらなくなる事がある。

AGCの時定数をファーストに改造。

3の改造で、スケルチがON・OFFする時にポコポコうるさい異音がする。SQ回路にC追加したら改善された。

 

フィールドマスターTR18、今となっては謎が深い歴史あり。

メーター無しの初期物 TR-18A

その後、売れ残った物は、外部Sメータを付けて販売、メーカーなのか?どこかのショップ改なのか?不明。。見た事、無いので販売店の改造機と思われる。ノイズブラウンカー内蔵とあるのが気になる。メーター付き、24CH仕様、ノイズブラウンカー付き、出力5W(改造されてる?)で売り込んだのか?

 

当時の外部Sメーター これに似てます。ただ、鏡で反転させて使ってたようです。 今、こんなの無いですは。。(笑)

 

 

Aタイプは終了し、23CHのMタイプ、46CHタイプ。多分、24CH、48CHだろうと思うが?

 

最終バージョン、TR-18M48DX?なのか? 最高級機、低ノイズで定評との事、5Wとは入力と思うが??

 

こちらは、入力6Wですね。 素人からすると出力6W思わせる表記あり。(笑)

 

終段、2SC778 入力0.4Wで出力4W。内部見た感じ、ドライブ抵抗と終段を別物にすれば6Wぐらいの出力は、可能と思いましたが、終段LPFのコイルが貧弱なのでノーマルが良いかも?それとノーマルパワーの方が変調に伸びがある。

結果、個人的に名機でした。(笑)