BDI-Ⅱ はベック抑うつ質問票の改訂版で、21項目の質問があり、過去2週間の抑うつ状態の重症度が短時間で評価できるスクリーニング検査です。
CMIは身体的自覚症状と精神的自覚症状の両面から心身の症状を見つけることを目的とする検査です。
IES-Rは心的外傷後ストレス障害の症状を測定するための自記式質問紙のことです。
事例の大学生は就職活動に出遅れ感を持っていますが、うつ病や心身の障害やPTSDなどを疑う記述はなく、上記の心理検査は適切とは言えません。
NEO-FFIは5因子理論(神経症傾向・外向性・開放性・調和性・誠実性)に基づく人格検査で、自分の性格的特徴を探索する手がかりとなり得ます。
VPIは6つの興味領域(現実的、研究的、芸術的、社会的、企業的、慣習的)に対する興味の程度と5つの傾向尺度(自己統制、男性-女性、地位志向、稀有反応、黙従反応)で示す職業興味検査のことで、自分がどのような仕事に合うのかを知る手がかりとなることが期待できます。 
正解は4と5。