事例の大学生には幻覚や妄想などが見られず統合失調症とは言えません。
双極性障害は、躁そう状態または軽躁状態とうつ状態とを反復する精神疾患で、 激しい躁状態を伴う場合を「双極I型障害」、生活に著しい支障がない程度の軽躁状態を伴う場合を「双極II型障害」と言います。
いずれにしても事例の大学生はうつ状態はなく双極性障害とは言えません。
気分循環性障害は双極性障害と似ていますが、それほど重度ではなく、気持ちの高揚や悲しみの程度は比較的軽く、典型的には数日間しか続きませんが、不規則な間隔でかなり頻繁に再発します。
事例の大学生は選択肢の中では気分循環性障害が近いと言えます。
また、注意欠陥多動詞障害は少なくとも児童期からその特徴がみられることから「普段と様子が違う」と両親が言うところから考えると適切とは言えません。
 正解は4。