
マーラーの発達理論とは、乳児が母親から分離していく過程を分離・個体化と呼び、母親との「正常な自閉期」「正常な共生期」を経た後での生じる「分離・個体期」を4つに分けたものです。
人見知りが始まる「分化期」→身体的成熟によるよじ登りなどがみられる「練習期」→母親から一時的に離れては遊び、また母親の下に戻り、あたかもエネルギーを補給してまた離れる「再接近期」を経て→「個の確立と情緒的対象恒常性の萌芽期」に至ると提唱しています。
事例の男児の手つなぎを拒否する一方で、抱っこをせがんだりする様子は「再接近期」と言えます。
正解は3。