気分循環性障害は双極性障害の軽い症状のものです。事例の女性には躁状態や軽躁状態は見られません。急性ストレス障害は原因となったストレスから数週間から1か月ほどの間に出現するので、10か月前の出来事から長期間に渡って症状があるので当てはまりません。過眠、手足の重さ、抑うつ気分、焦燥感、希死念慮、意欲低下などはうつ病や大うつ病性障害の病態と言えます。心的外傷後ストレス障害は事件や事故など命を脅かされるような体験によるトラウマが原因となりますが、DSM-5では失恋によるトラウマは当てはまりません。 持続性抑うつ障害(気分変調症)はうつ病に比べて軽い抑うつ症状が慢性的に2年以上持続する病気ですので事例の女性には当てはまりません。 
正解は3。