素行症と反抗挑発症では素行症の方が悪質で重度と言えます。反抗挑発症は否定的で不服従などが特徴で身体的攻撃や他者の権利を侵すことはありませんが、素行症はより反抗や攻撃性は高くなります。DSM-Ⅴには、人および動物に対する攻撃性・所有物の破壊・虚偽性や窃盗・重大な規則違反が診断基準となっています。重大な規則違反には、夜間外出・家出・怠学が含まれ、性行為や強盗は人および動物に対する攻撃性に含まれています。素行症と診断されるには基準群の行動が過去に確認される必要があり、一度の重大事件だけでは診断されません。また、素行症では発症年齢による区別は示されていません。
正解は2。