アルツハイマー病やレビー小体型認知症では、記憶や思考にかかわるアセチルコリン系の神経の働きが悪くなります。これが原因で、物忘れがひどくなり、思考力や判断力が低下してしまいます。さらにレビー小体型認知症では幻視や運動障害も特徴的です。抗認知症薬であるドネペジルはアセチルコリンを分解するアセチルコリンエステラーゼという酵素の働きを阻害し、脳内のアセチルコリンを増加させます。このような作用から、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬と呼ばれています。
正解は4。