17歳の娘を亡くした母親が一時的には立ち直ったらかのようでしたが再び抑うつ状態になっている事例です。喪の仕事(モーニングワーク)では人によって様々な段階や個人差がありますが、喪失に向き合いながら克服していくことになります。個人差があることや一般的な反応を説明することは心理教育的アプローチとしては有益になることもあります。娘の死に至った背景や自分が体験している感情について言語化などして振り返ることは喪失に向き合うことになりますが、娘の死を思い出さないようにすることは喪失に向き合わないこととなりセラピストとしての対応としては不適切と言えます。
正解(間違い探し)は2。