HDS-Rは認知症の検査で、遂行機能障害の検査にはふさわしいとは言えません。RBMTはリハビリテーションの効果測定に用いるもので、手続き記憶の障害の査定にはふさわしいとは言えません。SLTAは失語症の検査で言語性の検査となっています。WAIS-Ⅳの数唱はワーキングメモリを見るもので、ワーキングメモリは大脳基底核の一部が関与していると考えられていますので、脳損傷者に対する神経心理学的アセスメントに有効と考えられます。WCSTが遂行機能を測定する検査で、失語症を評価する検査ではありません。
正解は4。