2018年 問101神経性無食欲症(拒食症)は体重が増えることへの恐怖や嫌悪があり、本人は低体重で困っておらずむしろ自己評価を保っているため治療のモチベーションが低く、よって治療関係を築くのは難しくなります。低栄養に起因する死亡や自殺に留意する必要もあります。治療は難しく体重が増えればまた痩せようとしたりします。入院したばかりはいわゆる「急性期」ですから心理療法はこのタイミングではないでしょう。どんな心理療法であっても「十分な治療効果がある」というのは悪性の万能感か思い上がりでしかありません。正解は5。