一年の半分を雪に閉ざされる天生峠は、飛騨市河合町と大野郡白川村の境です。
泉鏡花の小説「高野聖」や東山魁夷画伯「山雲」の舞台になっています。
この峠を中心に、高山植物群、高層湿原、ブナ原生林、深淵な渓谷など雄大な自然を体感できます。
雪解け直後の6月のミズバショウに始まり、ニリンソウ、サンカヨウ、ニッコウキスゲなど、9月中旬頃まで四季折々の花々に出会えます。
10月上旬からは、ブナ、ナナカマド、カエデ、ウルシ類などが色付き、様々な色彩を見せる紅葉の美しさも、見逃せません。
岐阜県が全国に誇るふるさとのじまんとなるものを「岐阜の宝もの」として認定しています。2011年10月に「天生県立自然公園と三湿原回廊」は「岐阜の宝もの」に認定されました。
下呂の温泉街から R41号線→R471号線→R360号線と走ること2時間。ようやく河合町の天生峠麓に到着。 ここからのR360号は、天生峠と呼ばれる白川郷に抜ける道で、勾配はあるわ狭いわくねくねだわの結構キツい山道。30分程、車に頑張れ頑張れと言いながら登っていくと赤い三角お屋根が見えてきて、ようやく峠のてっぺん。天生県立自然公園の駐車場です。
トイレもあります。
受付で協力金500円を払い、マップを頂いて いざ出発!
行きは真ん中のカツラ門を通るカラ谷登山道で籾糠山(もみぬかやま)に登り、帰りはブナ探勝路を降りてくることに。 マップの所要時間を見ると5時間。
久しぶりのしっかりした山歩きになりそうだ
登山口から30分程でミズバショウ群生地に着きます。
が、ミズバショウは例年ならまだなんとか見れる状態だそうだけど、今年は完全に終わってた
コバイケイソウがちらほら
けど、湿原の中ほどにワタスゲ
ズームで
少しだけ残っていたリュウキンカ
湿原側でない側には
ゴゼンタチバナ
マイズルソウ
お花の名前はわかるのだけ(笑)
白いお花があちこちに群生してました。
なんともかわいくて癒やされる
カラ谷分岐からカラ谷登山道へ。
巨木に圧倒され
原生林を進むと
カツラ門
自然保護のためロープがしてあって、この5本のカツラの木の近くには行けません。
更にカラ谷登山道を進むと
木平分岐に。
この辺りから小雨が降ってきたけど、籾糠山(1744.2m)山頂に向かいます。