アート船雫号船長の航海日誌

アート船雫号船長の航海日誌

老いも若きも男も女も/にんげんの創りだすものには/たくさんの物語があって/
ひとしずく ふたしずく みしずく よしずく/ぽたぽたと/こぼれ落ちたそれを集めて/大きな河を創りましょう/
そしたら/今度は船を浮かべて/まだ見ぬ島へ/漕いでいく

雫号船長は「福祉」と「社会」をアートで繋ぐ仕事をしています。
現在、2本立てで動き回っております。
blogの内容は、主に日常のことです。
たいしたことの無い日々の中で、たまにおーっっとなる瞬間があり、
その瞬間のほとんどが福祉施設での出来事だったりします。まぁ、そんなとこです。


●出前アート・雫号 HP  http://studio-shizuku.jimdo.com/
*主に福祉施設へ訪問し、出張教室をしています。


●koro HP    http://koro-koro.jimdo.com/
*福祉施設で作られている製品の販路拡大、商品企画・販売をしています。
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すてきな巡り合わせによって、

とうとう個人のお宅へ出前させていただきました。


なんの迷いもなく、

「船長さん」と呼んでくれるナイスな親子は、

初対面でありましたが、

なんだか前から知り合いだったかのような、

不思議と「ひさしぶり!」と言いたくなるような、

そんなお人でありました。


4歳の少年に出前。

見知らぬ少年に見知られぬ船長が出前。


何が得意なのか、何が好きなのか、何が嫌いなのか、全くもって想像がつかなかったので、

「絵の具と紙とぺんとのりと筆と紙テープともじゃもじゃのかみとなんかこまかいの」

を持って波止場へ。


少年に連れられて畳の部屋に入ると、

おかあさんとおとうさんが彼の為に作った、

それはそれは素敵な段ボールの車と段ボールのお家がありました。

アート船雫号船長の航海日誌

中には天窓や、少年自作の照明部分もありました。

アート船雫号船長の航海日誌

小さな穴に、窓からのひかりが入るんだって。


他にも段ボールでできたhotelもあって、中に灯りを入れると窓が光るようになっていて、

そのしかけは、ほんとうに素敵だなぁと思ったのです。

少年は最高に愛されている。

もう、船長満足です。



さて、そんな4歳の少年。

「今日は何をするのかだれも知らない。」

という、

引き返すことの無い銀河鉄道のような状況で、

「絵はかかないよ」「段ボールで工作もしないよ」とな。


そして、ひとこと。

「なんか遊ぶものは?」


そうだよねーーーー、そうなんだよなーーーー!!!

遊びなんだよナーーーー!!!

なにかを作るとか何かができるとかじゃなくて、

「遊ぶもの」

失いかけていた何かを思い出しましたよ。


少年に心から感謝。


先日、koroの相棒りささんが言っていた、

「お父さんが、マブヤ(魂)を落とした。」という話を思い出しました。

船長も、マブヤを落としてしまっていたようです。

本日無事取り戻しました。


ということで、そんな、だいたいの予想がはずれた不甲斐ない船長を助けてくれたのは、

もじゃもじゃの紙と紙テープでした。


アート船雫号船長の航海日誌

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遊んでるの。

もじゃもじゃの紙で遊んでるの。

ただそれだけなの。


アート船雫号船長の航海日誌

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絵を描いてるんじゃないの。

遊んでるの。

パレットに絵の具をたっぷり落とすっていう、遊びなの。

アート船雫号船長の航海日誌

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「こんぶは ほさないから こんな もじゃもじゃなんだよ」

と教えてくれました。


さて、もじゃもじゃにからまりつつ、

とってもすばらしいものに出会いました。

少年のお父さんがスイス人で、

少年のおじいさんがスイスで障害者の方と関わる仕事をしているとのことで、

スイスの障害者の方が作ったものを見せていただきました。

アート船雫号船長の航海日誌

アート船雫号船長の航海日誌

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やっぱり、ちがうなー。

素敵だなー。

スイスのローザンヌにアールブリュット美術館http://www.myswiss.jp/jp.cfm/culture/museums/offer-Museums-ArtMuseums-219745.html

がありまして、

いつかは行ってみたい!と思っていた国でした。

本日その夢に3歩ほど近づいた予感。


というよりも、新潟にこの分野が好きなひとがいたなんて!

という喜びも大きかったです。

嬉しかった。

とてもいい風が吹いた波止場でした。


少年よ、改め、船長よ大志を抱け!

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さぁ、ささぁ、お久しぶりに開催ですよ。

あの、泣く子も黙る、「西川まちなかさろん」さんでの波止場。

その名も、ほこほこ*あ~と。

なんと6回目です。

続けるって素晴らしいですね。ほんとに。

いつもお声をかけていただけること、ほんとうにありがたいです。


さて、今回は、「神様をつくろう!」ということで、

粘土をこねこね、自分の神様を創りますよ。

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この波止場のために、サンプル作りましたよ。

船長作。

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「すっぱい神様」

うん、いい、表情。

世界中のすっぱい思いを全て引き受けます。





他にも、ハチスオフィスのゆかいな仲間たちとサンプル作りましたよ。

せっかくだから紹介しよう。

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これはkoroの相棒りささん作。

「普通の女子ほど気持ち悪いものをまじめに作る」という船長的神話は健在。

ということを再認識しましたよ。

なんの神様なのかまったくわかりません。

くちの空き加減が不気味で、二度見しちゃいました。




アート船雫号船長の航海日誌

で、これは、田中洋人建築設計室のひろとくん作。

船「これなに?なんの神様?」

ひ「なめくじ」

ひ「あ、なめくじん」

船「へー」



という感じで、大変ゆるゆるで造形できます。

神様作れて、おやつもついて、募金もできる。

総額300円。

価格破壊です。

そんな催し、他にはありません。

是非、お誘い合わせのうえ西川まちなかさろんまでお越し下さい!!

お待ちしております。


●3月2日(土)
●13:30~15:00
●西川まちなかさろん
(新潟市西蒲区曽根223/地図http://goo.gl/maps/IztGq
●ご予約不要です。

<お問い合わせ>
西川まちなかさろん 0256-78-7564


楽しい楽しいワークショップのお知らせです。

今回のお知らせは・・・波止場ではありません!

福岡からぶんぶんいわせて、akarizmカトウチナツさんが新潟へやってくる!!

はるばる雪国へようこそ。

akarizmという名前で、

みつろうを使った可愛らしいキャンドルや美味しそうなキャンドル、

さまざまなワークショップを行っています。


船長とは大学時代の友人で、

どんだけフットワークが軽いんだ!というぐらい活動的な女性です。

プロフィールも面白いので、チェックしてみてください。

今回、縁ありまして、大都会博多より新潟へやってきます。

なかなかない機会だと思います。

ぜひご参加ください!!

ご予約おまちしておりますばい!

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(以下、転送歓迎!)

akarizm☆みつろうキャンドルワークショップ
「みつばちのお話とみつろうキャンドルつくり」@新潟


ミツロウってなぁに?
みつばちのお話も聞いて、ミツロウのしっとりとした手触りと甘い香りを楽しみながら手仕事のスローなひとときを過ごしてください☆
ミツロウシートを使った火を使わない簡単なキャンドルづくり。
くるくる巻くだけで簡単にできてしまいます。手のあたたかさで粘土のように飾りも作れます。
作り手の発想とカットの仕方によっていろんな形のキャンドルができあがります。
akarizmのワークショプが新潟に初上陸!!是非この機会にご参加ください。ご予約お待ちしております。

【講師紹介】
akarizm カトウチナツ
福岡在住。 ナチュラルでシンプルなだけではない、かわいくて楽しいミツロウキャンドルの作り手。
あたたかいあかりで誰かがスローな時間を過ごしてくれることを願って制作しています。
<akarizmに関しての詳細は以下からご覧ください>
●web→http://www.akarizm.com
●プロフィール詳細→http://ameblo.jp/akarizm/theme-10013132906.html
●くるくるキャンドルセット体験レポ→http://ameblo.jp/akarizm/theme-10062256698.html


日にち:2月23日(土)

時間:全4回開催。お好きな時間でご予約ください。
A)10:30~12:00受付終了しました
B) 13:00~14:30受付終了しました
C)15:00~16:30受付終了しました
D)17:00~18:30


内容:みつばちのお話を聞いて、akarizmのくるくるキャンドルつくりセットを使って自由にキャンドルを作ります。

場所:むすびや百(新潟県新潟市中央区古町通3番町556/google map http://goo.gl/maps/Yz2PJ

料金:お一人2,100円(親子参加の場合/子ども2人まで+500円)
   別途1drinkのご注文をお願いします。

対象:3歳以上が目安ですがそれ以下のお子様も参加できます。

定員:各回先着8組(お一人での参加も歓迎です!)


備考:
*料金には材料代が含まれています。(ミツロウシート5枚と芯が入った箱入りセットなので、残った分はそのままお持ち帰りいただけます。)
   
*会場はとてもちいさなスペースとなっています。予約状況に応じては多少混み合いますがご了承ください。
   
*会場には駐車場はございません。公共交通機関をお使いいただくか、近隣のコインパーキングをお使いください。
   
*材料の準備がありますので、予約制とさせていただきます。
   
*キャンセルが発生した場合の空き状況などはtwitter @shizukugou( https://twitter.com/shizukugou )でお知らせします。
   
*予約状況によってはご希望時間に沿えない場合もございます。ご了承ください。



<申し込み方法>
下記のいずれかの方法でお申し込みを承ります。
代金は当日お支払いください。

1)むすびや百店頭→直接お店にお越しいただきご予約ください。(1月より定休日が、月・火に変更になっています。)

2)メール→wm_akanne☆hotmail.com(☆を@に変えてください)に以下の内容をもれなく記載し送信してください。
メール送受信に不具合が生じる場合がありますので、必ず電話番号の記載をお願い致します。
◇お名前:
◇電話番号:
◇e-mail:
◇希望時間(例/B):
◇参加人数:おとな  人、こども  人

3)電話→070-5457-7198までご連絡ください。(不在の場合は留守電にメッセージをお願いします。折り返しご連絡致しますのでご連絡先をお知らせください。)



企画:出前アート雫号 http://studio-shizuku.jimdo.com/ 
協力:むすびや百 http://musubiyamomo.jugem.jp/
新しい年がやってきました。

今年もどんな航海ができるか、どんな波止場にとまれるのか、楽しみです。

沈まないようにだけ気をつけたいと思います。

どうぞ、お付き合いください。


さて、新春、出前初めは新潟市にあります某幼稚園。

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保護者会の親御さん方が呼んでくださりました。

最初の打ち合わせで、「みんなでできることがいい」との案をいただいたので、

楽しい楽しい紙吹雪大会をすることにしました。

このプログラム、金沢でお世話になったアートファシリテーターのナガサカさんがよくやっていたもの。

私もすごく好きで、思い出して、やってみようとご提案。

親御さんにもご協力いただき、紙吹雪を作ってもらいました。

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愛だなぁ。

当日、お母さん方が続々と小さな袋に紙吹雪を入れて持ってきてくれていました。

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愛しい、愛しい、紙吹雪。

今回は木に「魔法」をかけて花や葉っぱを咲かせることに。

それぞれに木の幹を描いてもらいました。

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そして、ひとつめの「魔法」。

ボンド、ボンド、魔法のボンド。

咲かせたいところに、魔法のボンド。

魔法の木工用ボンド。

魔法の普通の木工用ボンド。

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で、二つ目の「魔法」。

愛の紙吹雪。

3、2、1でぽーい!!

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その後のことは写真でご覧ください。

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↑ほんとうに魔法をかけてるんじゃないか、という疑惑。

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↑↓意外にあおげた、果物の梱包材。

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素敵な木ができました。

途中、「魔法がたりません」と言って、ボンドを取りにきた子の木も素敵に咲いた模様。

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このあとの掃除が大変だったことはいうまでもないですが。

ここもお母さんパワー。とにかく、てきぱき。

ビフォー。

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アフター。

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ビフォー。

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アフター。

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そして違う角度からの、

ビフォー。

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アフター。

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こどもには愛がいちばん大事なんだなと思った2時間。

愛されるって尊い。


先生から、親御さんから、

「普段なかなかできないことを、ありがとう」と声をかけてもらった。

たしかに、こんなこと家では無理だし、

幼稚園でもたくさんのこどもがいるから、

やってあげたくてもなかなかできないだろうなー。

でも、今回、こうして楽しくできたのは、

先生や親御さんの、こどもたちへの気持ちがかたちになったから。


こどもたちは幸せだ。

こんなに愛してくれている大人がいる。

満たされているんだなぁ。

だから、遠くで聞こえる小さな声も、後ろでおこっていることも、全部感覚でキャッチしている。

目には見えないことだって感覚で見えている。

おもしろいね、みんなそんなこどもだったんだ。




とってもとってもいい時間だった。

なのに、、、

帰ってから気づいたよ。

キラキラペーパーを混ぜることを。。。

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ちーん。

だれか、紙吹雪したい方いませんか?



おーい、おっせーぞ!

仕事おっせーぞ!


やっぱり、マメな女がもてるよねー。

マメにblog更新ってむつかしい。


ようやくね、落ち着いてパソコンが開けているわけです。

はっきり言おう。

事務所がさむい。

足をとにかく暖めれば寒くないということに気づいたので、

あんか+ひざかけ+ストーブ+帽子でなんとかやり過ごしています。

季節は巡っているんだね。

さて、雪も降りましたが、あの秋の日の余韻を未だひきずってます。


波止場@むすびや百/2日目

たくさんの方に来ていただきました。

とても嬉しかったです。

学生さんも、

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ちびっこも、

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あのひとも、

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みんなで、クリスマスカードを。

アート船雫号船長の航海日誌-__.JPG

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写真を撮り忘れてしまったカードもたくさん・・・。

求む、写真係!

とはいいつつ、写真を撮りながらblogに載せる文章を一緒に組み立てていたりするんですが、

今回ばかりは時間が経ち過ぎて、

できなかった・・・。

来年の目標、マメ。


今回深く、深く、気づかされたこと。

1枚目より2枚目がいい。

そら、そうだ。

と、思うんだけど、

実際、2時間くらいのワークショップなんかだと、

終わる頃に盛り上がってきて、

ちびっこなんて2枚目に突入すると、

親御さんに「えー、まだやんのー、やめてー」といわれるのがオチで、

でも、そうすると、焦らされて急いで描くんだけど、

2枚目のほうが断然、いい。

雑に見えるようでも、ひとつの蓄積の痕が見えて面白い。

船長的には2枚目を観たいがための、1枚目。

積み重ねなんだ、1分1秒成長している。


やっぱ、合宿だな。


もういい、と思えるぐらいなにかをやりきったら、

またおもしろいことが増えて、

人生、笑いがとまんないだろうね。

いろいろ紙一重。


ということで、今回のハイライト。

机に首を置く姿を小学生以来みかけました。

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24日の日直がサンタだと、結構ハードだね。

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会場を提供してくれた百ちゃん、ありがとう。

展覧会に組み込んでくれた大桃さん、ありがとう。



もうすぐですね。

素敵なクリスマスを!!クリスマスツリー

(絵文字を使ってみて、ちょっと嬉しい)

船長は、明石家サンタが楽しみです。