おはようございます!
3歳と1歳の姉妹を育てているワーママ1年生穏空(しずく)と申します。
社会人になってから職場は変われどずっと病院勤めの私。
『コメディカル』と言う言葉が出来て久しく、病院には色んな専門職種が働いています。
ちなみにコメディカルとは医師を除く医療スタッフのことで、誰が上とか下とか関係なく、それぞれの専門分野の知識や技術を持ち寄り、患者様を総括的に治療・ケアしていきましょうと言われています。
そう、『医師を除く』なんですよね。
医療の世界において頂点は『医師』です。
責任を負うのも医師、けれどすべての最終決定権を持つのも医師です。
今まで何十人もの医師を見てきましたが、ほんっとうに十人十色です(笑)
休みと言う休みをほとんど取らないハイパー系の先生から、勉強は出来るのかもしれないけれど患者さんともスタッフともコミュニケーションを取れない先生まで。
そんな中職場で知り合った先生で、ちょっとした知り合いに当たる方がいます。
私より5歳年上なので、40代半ばの先生。
今、がんと闘っておられ、休職されているそうです。
すごく温和なのにめちゃくちゃ努力家で、西日本で1番と言われる医学部を目指して3浪くらいされたそうです。
結果は残念ながら夢叶わずで2番手の医学部に進学されましたが、その大学でも医学部以外の学部に入学するのもめちゃくちゃ大変なレベル。
そんな先生ですが、あろうことか自身の専門科のがんを患っておられます。
化学療法か放射線治療をされてるようで、かなり副作用が強いことが想像されます。
専門の科なのでがん患者さんがたどる経過なんて手に取るように分かるでしょうし、良い方向に向かっているのか悪い方向に向かっているのか、自分の結果を見ればすぐ分かるでしょう。
私は全くの専門外ですが、一般的に先生が患っている臓器のがんは早期発見が難しく、また難治性のものが多いとも言われています。
オペ出来るのも2割くらいらしく、この先生はすでに1度オペ済で今回は再発なんです。
先生の気持ちを思うと居た堪れなくなります。
努力して努力して医師になり、信頼も貫禄もたっぷりで、さぁさらにここからと言う時期にがんの再発。。。
そんな一方で病棟にもなかなか来ず、患者さんの名前を伝えても誰か分からず、患者さん・家族さんに説明するのもめんどくさがり、病棟をいつもあくびをしながら歩く先生もいます。
こんな人でも受験に勝ち抜き医学部に進学し、6年間大学の勉強について行き、国家試験に晴れて合格出来たなんて。
私ももっともっと努力して頂点の職業を目指すべきだったかな〜。