ユーキャンの講座は終了したものの、ただそれだけで制度の理解にはほど遠いものでした。
実務で一番役に立ったことといえば、労災保険の事業所の一括です。それまで事業所ごとに5ヶ所分の労働保険料の申告をしていたのを本部に一括することができたことでした。勉強が役にたったと記憶に残りました。
やり始めたことだから、もう一度受験をしてみようかと平成19年は、ユーキャンが開催している答練(答案練習)を受講することにしました。
長い受験生活の始まりでした。まさかそれから4回も受験するとは、その時は知るはずもありません。
しかし、ただ通学していただけで、あまり集中して勉強した記憶がありません。模擬試験はLECで3回受けました。ぜんぜんできなくて(当然といえば当然なのですが)、モチベーションが下がり直前の7月にはほとんど学習をしなくなってしまいました。
自分への嫌悪感のみが残りました。勉強の仕方がいまひとつ掴めないまま、平成19年の本試験を受けました。
■H19結果
選択3・3・5・2・4・5・5・4 計31
択一5・4・6・5・7・6・5 計38
中途半端な学習を反映した成績です。
この本試験の時(会場は青山学院大学でした)、隣に座った受験生の「受かるぞ!」というオーラ、試験に臨む姿勢に圧倒されました。中年の男性だったのですが、タオルではちまきして、耳栓をして会場にやってきてました。
この方はもちろん合格していました。あまりに印象深くて、受験番号を覚えていたのです。
この方の持っていたのが資格受験予備校TACのテキストでした。
パソコンで検索すると、社会保険労務士試験の受験予備校がいろいろあることを知りました。
「社労道」というパソコンで1問1答できるサイトもあることをこの頃知りました。