コロッケとメンチにまつわるエトセトラ | ちょっと、上品なひとり言

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コロッケとメンチにまつわるエトセトラ
これ、渚にまつわる、とかけて夏の終わりの残念過ぎる気持ちを表現したんだけど。


あぁ、あと二時間足らずであたしの愛する8月が暮れる。



夏の気候が去って行く気配は十日前から感じていたが、我が誕生日はカンカンに晴れて太陽がより恋しくなった。



そんな、残暑が夜には秋の気配になる今頃に思い出すはコロッケとメンチ。


何の話かって、小学生のころ。
海町育ちなので、毎日毎日へたすりゃ午前も午後も学校のプールへ泳ぎに歩いた。

で、帰り道に60円のかき氷か、70円のコロッケか、100円のメンチかをお小遣いで買い、てくてくと真っ赤な夕日のなかをじっとり背中を濡らしながら歩いた。風だけ涼しい、陽射しだけやけにまぶしい時間。


大好きで、いつまでも外にいた。

従って今より随分黒い肌だった。


だから、懐かしい切ないコロッケとメンチ。


夏の終わりの味である。


ちなみにこれは、近所のお肉屋さんのもの。
油がしつこくなく、味が粘膜にまとわりつかない素朴なのがステキ。


衣に味をつけるのだそう。
値段も70円のコロッケ、90円のメンチである。
童心に戻った束の間。


夏の終わりである。




追伸、ハムかつも好きだー。
魚肉ねっ!