9月24日
相変わらず朝は早い。
6時くらいから歌いながらヤクを山に連れていくお母さん、子どもたちも水汲みとヤクの世話とチャパティ作りの手伝い。
えらいえらくないじゃなくてそれが彼らの生活なんだというのはわかってはいるものの
えらいなぁーと感心してしまう😭
なんだか申し訳ねぇです😭😭
お世話になったカルギャックを後にして今日はシンゴ・ラ手前のベースキャンプに行きます。
この日はほとんどジープロード。
砂ぼこりがね、ヤバいんですよ。
砂漠か?!ってくらいに歩きずらい…
しっあわっせはー
あるいてこない
だーからあるいていくんだよー
いちにち いっぽ!
みっかで さんぽ!
…が3日前くらいから脳内永久リピートされてましたので、リズムに合わせて歩く。
もーなんでジープロード…
ジープロードばっか歩くのやだー
その上あちこち工事中。
重機の音もうるさいしーー
とうんざりしてたわけですが、
途中で道路工事してる女性たちに遭遇。
8人の若い女性たちが砂にまみれながら大きな石を手作業でどけて、土をならしてました。
気が遠くなる作業。
そしてこの炎天下でめちゃめちゃハードワーク。
学生の子たちもいたみたいで、学校お休みの間に働いてるらしい。
チャイまでごちそうになっちゃいました。
このジープロードもこうやって色んな人が頑張って、気の遠くなるような作業をして作られたんだなーとかあらためて気付かされて、
ザンスカールは歩いてしか行けないと思ってたし、旅行者の立場からしたらザンスカールだけじゃなく、古き良き時代を残している国や地域が変わっていくのは寂しいなーと勝手なことを思っていてねー
便利な日本に住んでるくせに自分勝手もいいとこだわ!とはわかってるんだけどね。
でもそこにはそこで生きる人たちの暮らしもあり、道路ができて便利になることが幸せに繋がることだってあるので、わたしたち旅行者はあーだこーだ言うんじゃなくてその場所の今を見ることがたいせつなんじゃなかろーかーとあらためて思いました。
でもザンスカールらしさというか、たいせつなものはたいせつにしていって欲しいな、と願ってはしまうんだけどね。
んーよく分かんないけど女性たちに会い、
そんなこと考えてたらジープロードも砂ぼこりまきあげて通り過ぎるジープも憎き相手ではなくなりました。
砂はまぢですごいけど。
ハナクソ真っ黒やで
今日は荷物を最後まで持つ!!
を目標にかかげたのでマジで牛歩の歩み。
スローペースで行きます
とギドゥンに言ったらラビットやらキャロットやらタートルやら話し始めて、なんぞや?一体この人なに話してるの?
と思ったら«うさぎとかめ»でした。
まさか万国共通だとは…
歌は知らなかったけど笑
炎天下歩くの辛かったー
この日が一番きつかったかも
でもねーきついんだけど顔あげると
こんなやねん。
そいえばバックパック(メイドイン🇮🇳)
が壊れたのでぬいぬい。
2か月前に買ったのによーワイルドクラフトーー(ブランド名)
それはさておき、山
ここはまさに天国の様なうつくしい場所でしてん。この水飲んだら少し疲れも回復!!
不思議な水ですなー
ホーリープレイスだからかなー
(ちなみにホーリープレイスは野ション禁止。何度かギドゥンに「ここでピーピーはダメ!」って言われた)
疲れたので休憩しながらぼんやりしてると、珍しくツーリスト?っぽい人が。
プクタルゴンパ以来に会うツーリスト!
ジュレーって挨拶してみたらなんと日本人でした。
こんなとこで日本人に会うとは!!!
お互いびっくり!!!!
そしてお互い
「なんでこんなとこに?笑」
と質問。笑
なんでも彼は芸術家らしく、このザンスカールの山に魅せられ、ザンスカールは何度か訪れてるそうで、今回は写真を撮るためにガイドとコックを雇い、1ヶ月近くこのあたりに滞在してるそうです。
この山に魅せられる気持ちわかりますわ~
ほんとに美しいんですよ
共感し合えてうれしかったなー
こんなとこで日本人にあえて嬉しかったー!!
しばし話してさようなら🙋
ベースキャンプまであと30分くらいだよー!
と教えてくれました。
名残惜しい川と山を背にして、また歩く。
全然30分じゃなかった。笑
約1時間くらい歩き最後の最後で荷物を交代していただきましてーー
ベースキャンプ、到着!!!!Lakhangなんとかというところです。
ベースキャンプといってもあるのは売店とちょっとしたレストラン。
でもこのあたりほんと何も無いのでジープにとっては貴重なのですねー
で、今日はここで寝れるかと思ってたんだけど、なんとレストランのご主人、夜には村に帰ってしまうから施錠しなきゃならない
ので
この小屋?貸してくれるって。
ドアないけど。
床も土だけど
ほぼ野宿。
夜は氷点下になるけども。
死ぬんじゃない?
って恐れおののいてたら
「今ここでジープ乗せてもらってシンゴ・ラ頂上で写真とって、今日山越える?」
とギドゥン。
ここまで来といてーーー
そんなわけにゃあいかないだろーヤイヤイ!!!!
とお断り。
寝たら多分死ぬから今日は寝ない。
絶対シンゴ・ラは登ってやる!!
死んでも登ってやる!!!!
いやいや死んでたまるかーーーい!!!!
と腹括ったー!!!!!
…んだけどなんやかんやで売店に泊まらせて貰えることになりました😭🙏✨
売店の壁もすきま風びゅーびゅーだけどそんなん問題ナシです✨
山の写真ばかり。
きれいなんですもん。
で、夜にはご主人も帰り、ギドゥンと2人きり。
まぁ今までも必ず同室で寝てたから特にアレなんだけど。
なんかこの5日間、2人で旅してほんとに楽しくて、あしたで最後かぁーと思うとすんごい寂しくなった。
お互い
「あしたで最後だねー」
なんて言いながらキッチンでチャイを沸かし、酒を飲み(少しね)
ギドゥンの奥さんが今どこで何してるか旦那の彼も知らないという家庭の事情を知り、ちょっとびっくりし、
いつもどうり寝ました。
星空めちゃめちゃキレイだったーーー!!!!
めちゃめちゃ寒かったけどーーーー😁
あーーーーーー
次はザンスカール最後の山登り😭