先週、能登復興チャリティコンサートを見に行った時、たまたまお席が隣だった方がバンコクグリークラブの団員さんだった。
その方に
イマニエルオーケストラが出演するコンサートを教えていただき、行ってきた。
不勉強でイマニエルオーケストラが一体どんなものか知らなかったけど、
その時ご紹介頂いたサロンオデュタン主宰の加古川成子先生に
「クロントイスラムの子たちが構成員なんですよ」と教えてもらった。
スラムとオーケストラ。
とても結びつかない。
もらったプログラムに成り立ちが書かれていて、
2015年に、とある宣教師がスラムの子たちに音楽を教え初め、音楽教室となり
その卒業生たちで構成されているらしい。
中にはタイの音大最高峰のマヒドル大学に進学した人もいる。
さあ、一体どんな演奏なのか。
お揃いのTシャツに黒いパンツで団員さん達が出てきてセッティングし始めた。ぱっと見10代後半から20代くらいの方が多い。プロジェクト自体始まって10年経ってないから、みんな若いのね。
1曲目、ラデツキー行進曲。
曲調が楽しいから楽しく聞いてしまったけど、失礼だが予想に反して上手い?
2曲目、G線上のアリア。
すごく息があっていて聞いていて心があたたかくなる。でもこれだけの団員さんがいて、その家族っぽい人がどなたも居ないのはなぜ?子供の晴れ舞台、見たいでしょうに…?
3曲目のアイネクライネナハトムジークあたりで知らないうちに泣いてた。
技巧が優れている、などでは正直ない。
でも
普段からとても練習しているのが分かるようだし、演奏が誇らしげなのが美しい。
そして息がとても合っている。
オーケストラ自体が一つの大きな家族のような温かさがあった。
もしこの子たちが楽器を教えてもらってなかったら?
みんなその日暮らしの仕事をしてたの?
学校も行ったり行けなかったり?
そんなこと思うと、
正しい表現ではないと思うけど
勿体無い、みたいな気持ちになった。
帰りにドネーションBoxがあったので、寄付させて頂いた。
2023年に日本公演もしてて、
2025年10月にもあるみたいなので、興味のある方は行ってみて欲しいです。
イマニエルオーケストラさんのFBを貼っておくのでよろしければ見てみてください。
(すっかり回し者のようですが、素直な応援の気持ちです)