芸術の秋に「高齢」を思う | 日々是好日

芸術の秋に「高齢」を思う

3連休中、新聞屋さんから脅しとった鑑賞券で、

現代美術館の「モダンパラダイス」に夫婦で出掛けた。


それなりに有名どころ(モネとかルノアールとかゴーギャンとか麗子像とか‥)が展示してあって、

人とか物が描かれているものは良いんだけど、

モダンアートはなぁ~


米粒を撒いた上に金の三角柱が置いてあったり?

緑に塗ったキャンパスにナイフで適当に切れ目を入れたり?

本当に色々な表現方法があるのね!


とは思ったけど、なんかよく理解できず、

途中からは早足で会場を見て回った。


その後、時間も早いので、夫は科学技術館、私は工芸館と二手に分かれた。

私はこっちの、人間国宝「三輪壽雪の世界」が実は楽しみだった。


三輪壽雪は

御歳97歳にして現役で「鬼萩」とい独特の荒々しい茶碗を作り、

その後の窯炊きまで自分でやっておられるそうで、


窯まで支えられながらヨロヨロ登ってくるのだが、

薪をくべたり、焼き上がりのチェックになると、

しゃんとして作業を行う姿がビデオで流れていた。


97歳か‥


去年から「高齢」といキーワードにめっきり弱い私だが、

今回は本当に頭が下がりました。


「高齢」ならではの味、というか、

「高齢」だから到達した境地、というか、

言葉ではとても表現出来ないんですが‥


なので、「高齢出産」も、「高齢育児」も、

体力的には若いお母さんにかなわないだろうけど、

(ジェットコースターも乗れません!)


あんまり無理をしないでも、

それなりにいい「高齢テイスト?」を生かす事が出来るのではないかと、


変な自信?を持った、秋の一日だった。


あっ、その前に「高齢妊娠」という、高ーーーいハードル越えがありますが!



追伸、理系夫も科学技術館にはまりまくり、

待ち合わせ期間を30分以上延長しました。