IVFへ初挑戦 (想定外の自己注射) | 日々是好日

IVFへ初挑戦 (想定外の自己注射)

17年9月 いよいよIVF初挑戦となりました。

毎日パソコンに向かっての情報収集、

3日目8日目通院後、クロミッド+Hmgの隔日誘発、

予習はばっちりでKLCにむかうのでした。


9月19日 周期3日目

KLC通院 T先生休み

採血後、看護婦さんからクロミッドを10錠もらう。

「今日診察が無かったので、3日後にきてください。」


9月22日 周期6日目 クロミッド+GONALf75ml

採血→内診→診察

T先生が「自己注やったことある?」と突然おっしゃり、おもむろに箱を取り出す。 

「日本ではまだ認可されとらんが、FSH100パーセントでとても効く薬なんですよ。

23,000円とちょっと高いけど、海外じゃみんな自分で打っとるから。」

その後、処置室でT先生直々に自己注射を伝授。

・毎日決まった時間に左わき腹に打つこと(皮下注射)

・針先、針接続部は清潔に

・メモリは75ml 

・クロミッドも必ず飲む事


予習では採血&卵胞を診るだけのはずが、思いもよらぬ「自己注射セット」登場にかなりビビリました。

KLCの友人も「そんな恐ろしいのやった事無いよ」と言うし、昔から人がやらない経験をよくしてたとは言え...

薬剤名も全く初めてみる「GONALf」、説明も当然英語でちんぷんかんぷんです。

家に帰ってネットをいろいろあたったところ、セローノ社の「ゴナドトロピン製剤GONAL-f ™(遺伝子組換えヒト卵胞刺激ホルモン、r-hFSH)」であることが判明、また海外の不妊治療にも頻繁に使われる薬である事がわかりました。ちょっとだけ安心。



9月23日 周期7日目 クロミッド+GONALf75ml

夫に見せびらかして自己注射を打つ。

前夜から左下腹部の卵巣が傷むのでKLCに電話

「痛みがひどく続く場合は来院してください」との事。

お注射効きまくりのよう


9月24日~26日 クロミッド+GONALf75ml

下腹部にかなりハリを感じる。


9月27日 周期11日目 クロミッド+GONALf75ml

採血→内診→診察  

「左はまぁまぁ、右はそろってる」 

「今日も家で注射打って、また明日ねぇ。採卵は10月1日頃かなぁ」


9月28日 周期12日目 クロミッド+GONALf75ml

採血→内診→診察

「卵胞が11m~13mと..小さいな」

「注射打ってまた明日」

タイミングの時も毎回「卵胞が育ってないなぁ」「ちいさいなぁ」の先生のつぶやき

やせているせいで卵に栄養がいってないのかも..

毎日自己注してるのになぁ..


9月29日 周期13日目 夜スプレキュア

採血→内診→診察

「右18,17,13,13、左16,14  まぁ8つぐらいあればええかな。」

これまたびっくり!今回8個も採卵するんですね。

自然周期のKLC、てっきり2~3個ぐらいだと思っていたら‥

初IVFは想定外尽くし


9月30日 

夕方4時KLCに電話、10月1日の採卵決定

夕方左の卵巣痛む。


10月1日 周期15日目  抗生剤,胃薬3日 プラノバール12日

いよいよ初採卵、夫同伴でKLCへ

無麻酔を覚悟していったら、局所麻酔をしてくれた。(これは嬉しい想定外)

8個採卵(内3個は未成熟卵)、左の卵巣の育ちが悪かったらしい。

・今回は採卵数が多く、ホルモン値が妊娠し難いので移殖はしない

・未成熟卵3個は顕微授精となる

・一部は4分割胚、残りは胚盤胞まで育てる

・来月の移殖はHR周期で行う

「HR周期?なんじゃねん」と思ったが、聞き流す。


初採卵の感想としては、局所麻酔のせいかもしれませんが、噂どおり全然我慢できました。

T先生の腕がいいせもあるんでしょうね。

今回数は取れたけど、今後の受精から分割が上手くいって無事に凍結できるか、

IVFにはまだまだハードルが待ち構えてます。


10月2日 受精確認

なぜか、山梨の「ほったらかし温泉」の駐車場から電話

8個とも受精OK! 


10月3日 分割確認

1個は4分割で凍結OK、他は引き続き培養

とりあえず1個凍結できて一安心


10月8日 胚盤胞凍結確認

7個中6個が胚盤胞凍結OK、1個は途中で分割が止まってしまった。


次回の通院は周期2日目、謎のHR周期での移殖になりました。