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お相手と距離を近づけるコツは、共通の話題を見つけることだょ(はあと)
今日もお見合い、がんばろうっと(はあと)
まずはテッパンの質問!
「お休みの日は何されてるんですかぁ?」
「家で本を読むことが多いですね」
へえ〜、読書家さんだ! わたしもマンガと婚活ブログくらいは読むょ(はあと)
「村上春樹が好きです」
へえ〜、なんか聞いたことあるかも(はあと)
「村上春樹の小説に出てくる主人公がよくサンドウィッチ食べるんですけど、いつも美味しそうなんですよね」
へえ〜…
「主人公のセリフ、『やれやれ』率の高さと言ったら、もう最高です」
へ、へえ〜…
あ、やべ。ひとっつもわかんね。
つか、マジでどーでもいい。
となる前に。
お相手の趣味・休日の過ごし方・お仕事。どれをとってもわたしの人生に関わりがなかった。知りもしないし、興味がなかった。なんなら今もまだ興味が湧かない。
そんな時に使えるめちゃめちゃ便利なフレーズをご紹介します。
それは。
○○は長いことやられてるんですか?
「読書は長いことやられてるんですか?」
「野球観戦は長いことやられてるんですか?」
「自炊は長いことやられてるんですか?」
「今のお仕事は長いことやられてるんですか?」
このフレーズの何がいいのか。
まず、質問された側が話しやすい。
冒頭の例で言うと、自分のことを語るチャンスが得られます。
「はい、もともとは親が本好きで、家にいっぱい本が置いてあったんです。そこに村上春樹の本があって、ずっと好きだったんですよね」
とか。
「いえ、最近です。会社の同僚が読んでて貸してくれたんですよ。最初は抵抗あったんですけど、なんかハマっちゃって今ではほとんど読破しました」
とか。
内容はなんだっていいんですけど、読書という趣味を使って、自分のことを知ってもらえるきっかけになります。
本じゃなくて、自分自身について語るターン!
モノ・コトは深く語れなくても、ストーリーは語りやすい。
しかも、これは聞き手も断然ラク。
興味もない相手の趣味について聞かされてちんぷんかんぷん。
頭の周りでクエスチョンマークが飛び交い、挙げ句の果てに無我の境地に達するよりは、
その人がその趣味を好きになった経緯やストーリーの方がスッと頭に入ります。
これぞジャパネットたかた戦略!!
他にもメリットがあります。
まず、
相手を褒める機会が作れる。
「長いことやられてるんですか?」の質問にたいして。
▶︎長い場合
「わあ、ひとつのことをずーっとできる人って、素敵ですね♡」
▶︎最近はじめた場合
「わあ、社会人になると新しいことに挑戦するのも億劫になりがちなのに、チャレンジできるって素敵ですね♡」
どっちに転んでも、褒めてあげられる!
興味ねえ〜…
って顔してるくらいなら褒めていい気になってもらった方が生産的です。
次に、
自然に別の話題に移れる。
興味のない話題に付き合っているとストレスです。
お相手にも興味がないことは見抜かれます。
そんななか、うすっっっぺらーい会話が続くのはただの拷問。
(この時は本気で辛かった…っ!!)
だからといって質問の内容があちこちに飛び交うと、いわゆる一問一答になってしまう。
だったら、お相手に趣味を始めた経緯を話してもらって、別の話題に切り替わるネタを探したほうが生産的。
先程の例で、
「いえ、最近です。会社の同僚が読んでて貸してくれたんですよ。最初は抵抗あったんですけど、なんかハマっちゃって今ではほとんど読破しました」
と回答をもらえたら、
・本を貸してくれる同僚がいる
・何かにハマって夢中になるタイプ
ということがわかります。
そしたらもう村上春樹の話題からは卒業です。
「同僚さんと仲良いんですね! ご飯とかも一緒に食べに行くんですか?」
「あ、ハマると夢中になっちゃうタイプですか?」
てな具合に、話題を自然にずらせます。
そして最後に、
相手を取り巻く環境を知りやすい。
人が何かを始める時、そこには家族・同僚・友人などが関係していることが多いです。
・親の影響で本が好き
・友達に誘われて登山に行くようになった
・会社のサークルでフットサルを始めた
などなど。
お相手がどんな人に囲まれて過ごしているのかが自然と聞ける可能性が高い。
とくに家庭環境を聞けたらしめたもの。
・ご両親との関係は良好か?
・きょうだいはいるのか?
・いるとしたら、結婚してるのか?
直接に聞いてもいいんですけどね。
「ごきょうだいは、いらっしゃるんですか?」
「ご両親とは仲がいいんですか?」
って。
でも話の流れもなく家族環境のこと聞かれると、面接っぽくて身構える人もいらっしゃるかもしれない。
お見合いという席では特に。
なのでもし会話に困ったら、ぜひ、
○○は長いことやられてるんですか?
というフレーズを使ってみてください(^^)