2007年5月27日に加入したAKB48を、2021年12月28日、30歳の誕生日に卒業しました!!!
大家志津香です。
伝えたい事が多すぎて、何から書けばいいか考えながらブログの投稿画面をただずっと見つめて数時間経ちます。
まだ15歳で、自分の町からほとんど出た事もなかった私は、AKB48に入って色んな事を経験しました。
長かった研究生生活は、当時10代の私には辛い経験だったかもしれませんが、今振り返れば忍耐強さや諦めない気持ちを知る為のいい機会だったと思います。
あそこで諦めなかったから、卒業の時に涙を流してくれる素敵な仲間と、ファンの皆様に出会えたと思うと
人生の出来事に無駄な事なんて何も無いんだなと改めて感じました。
私は元々アイドルを志してた訳じゃありませんでした。
『ただAKB48が好き』というだけでオーディションを受け、高校1年生で思いがけずアイドルとして生きていく事になりました。
AKB48に入ってからは、昇格していく同期や後輩を横目に、4期生でありながら7期生と一緒にバックダンサーとして出演する日々でした。
普段仲良くしているメンバーとの目に見える握手会での人気の違いや仕事量の差は、
まだ高校生の自分にとって、ただAKB48が好きというだけではとても耐え難い現実だったと思います。
そんな状況でも負けずに頑張っていけたのは、私を応援してくださる方に出会い、頑張る理由が『ただAKB48が好き』と言うだけではなくなっていたからです。
何者でもない私を全力で応援してくれる人がいる奇跡に、そんな存在が1人でもいるうちはどんな逆境でも諦めたくない。と思う事ができました。
ファンの方の存在がどれほど支えになっていたかは、きっと私の持つ文章力では上手く伝えられないと思います。
ここまでの人生で一番ツラいと感じた出来事はAKB48の活動の中にありました。
ただ、その人生の中で一番ツラく、孤独だと思っていた時期を乗り越える事が出来たのはファンの方の存在があったからです。
そんなファンの方々を前に、志し半ばでは無く、しっかり未来を見据え『今、卒業するぞ』と自分が決めたタイミングで卒業する事が出来た事をとても嬉しく思います。
白石○衣さんが卒業した時にノースキャンダルがトレンド入りしていましたね。
誰も気付いてないし、騒いでませんので自分から言いますが、私も地味にノースキャンダルです。ありがとうございました。
卒業公演では、
ステージデビュー曲『純情主義』
劇場で初めてやったユニット曲『帰郷』
総選挙初ランクインで、皆さんがくれた曲『抱きしめちゃいけない』
AKB48を知るきっかけになった曲『桜の花びらたち』
思い出の曲を沢山歌わせてもらいました!
それぞれの曲を歌う度に当時の事を思い出して
本当に沢山の時間をAKB48で過ごしたんだと実感しました。
その時間のおかげで出会えた皆さんと迎えた卒業公演では、初めて苦しくなる程の『胸がいっぱい』を経験しました。
後にも先にもあんな感情になる事はもう無いのではないかと思います。
スタンドフラワーに横断幕。
私には勿体無いほどに素敵です。
発表から時間が短い中、生誕祭や卒業公演の準備、本当に無理させてしまいましたよね。ごめんなさい。そしてありがとう。
皆さんに出会う事が出来て、幸せです。
沢山いる素敵な女の子達の中からこんな私を見つけてくれて、応援してくれて本当にありがとうございます!
卒業公演に来てくださった方も、卒業公演に来られなかった方も、一度でも私を好きになって応援してくださった方も、皆さん変わらず大切なファンの方で、私を支えてくださる唯一無二の存在です。
そして、そんなファンの皆様と出会う活動を支えてくださった多くのスタッフさんにも感謝をしています。
卒業ドレスは、しのぶさんやオサレカンパニーの皆さんが私の好きな水色で作ってくださいました。
劇場で卒業していくメンバーの卒業ドレスに関するシステムがよく分かっておらず、ドレスを作ってもらえるかすら不安だった私にとって
出来上がったドレスを見た時は、『本当ですか?』と言ってしまうほどに立派なドレスを作ってくださっていました。
思わず『卒業コンサートやん!』と言いました。
しのぶさんが昔『卒業ドレスはその子のアイドル人生を表すものだから』と言っていたのを思い出し、
卒業コンサートこそ出来なかったものの、卒業公演で卒業コンサートばりのドレスを作って頂けた事は、存在価値以上の愛を受けてきた、私のアイドル人生を反映しているのかなと思いました。
そしてしのぶさんからは
『しーちゃんファンの方が最後にしーちゃん推してて
よかった!と思ってもらえたら嬉しいな』と連絡を頂きました。私もそう思ってもらえてたらとても嬉しいです。
こんな素敵なドレスを作ってくださって本当にありがとうございました!!
そしてそれに合うヘアメイクをしてくれたメイクさん。汗かきなのでドレスを着る頃には汗でべちゃべちゃになった髪をどうにか時間内に綺麗にしてくれて。
何事もギリギリにならないと行動できない私は、メイク仕上げ時間の20分前にメイクを始めたりするのに、頑張って20分でヘアメイクを仕上げてくれたり、めんどくさがる私に日焼け止めを塗ってくれたりと、本当に甘やかしまくってくれたし、沢山お世話になりました。
ブログを書いていて、改めていろんな方のおかげでこんな素敵な卒業公演が出来たのだなと実感しています。
何者でもない私がこんな幸せ者になれたのは紛れもなく皆様のおかげです。ありがとうございます。