しずえばあちゃんの回想録 “We Can Do It !”

教師生活35年、子供3人。
パワフルに生き抜くしずえばあちゃんの
子育て論、教育論、人生論を綴っていきます。

2010年に大病を患った際、ニューヨークに行っていた息子が、
「お母さんに似てると思って…」とお土産にくれたスチール看板。


これを見ながら毎日I can do it !!とポーズをとって出勤しました。
この女性の名前は「Rosie the Riveter(ロージー ザ リヴァター)」
毎日ロージーに励まされ、おばあちゃんになっても奮闘してます!!

そして、娘の友達が無敵のゴッドマザーシーズー ザ リヴァター』を描いてくれました!image




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私と社長は、最先端の教育ICT技術にお目にかかろうと東京ビッグサイトへ出かけて行った。

ICTとは?

Information and Communication Technologyの略語で、「情報通信技術」と訳される。

 

私が現職の頃は、授業に使う情報をネットから取ってきたりするアナログ的なものが主流だったが、

退職年にデジタル教科書が各教科書会社から提供され、

各教室に電子黒板が配備されたことで、一気に活用が広まった。

手持ちの教科書を見なくても、前方のモニターを見て、

マーカーを付けたり、あれこれと記入でき、

全員で情報を共有できるというのが売りのような気がして、へえ~と見ていた。

だけど、それよりも手元の教科書を見て、ノートに書き込んで・・・

の感覚の方がいいと思っている先生が大半だった。

 

ところが、退職後6年間で流れは大きく変わったようだ。

各自が手元にタブレットをもち、先生から配信されたアプリで、

選択したり、動かしたり、それに意見を書き込んで、瞬時に集計結果が出る。

先生は誰が何を選択してどんな意見をもっているのかがわかると同時に、

各自の学習記録が残るというもののようだ。

(こんな一口では言えない様々な工夫とデジタル教材があるようです。)

 

これらの活用によって何を目指しているのか?

まだ十分に把握しきれてはいませんが、

一人一人が能動的に学習に向かえる、

タブレットを押すことによって、全員参加の機運かな?

今までは手を挙げて発言したものだけが能動的であり、他の人は聞き役だったものね。

 

そして、読み書きが苦手な子は自筆の文字ではなく、

音声に変換したり、かな入力で記録して処理できるという利点もありそうだ。

 

近年文科省が目指している教育は、

教室内でおとなしく黙っている子にも焦点を当てよう、

全員参加で学習が進められるようにしよう、

特性があって読み書きが苦手な子は代替手段を使うことによって楽にさせてあげよう、

そんなことを目指している。

「アクティブラーニング」という言葉が当てはまるものを目指している。

32年度の指導要領改訂でもそのことが強くうたわれているようだ。

 

悪いことではない。

一人一人が輝き、楽しく、能動的に取り組める学習は必要である。

でも、それをICT機器一辺倒に頼っていいのか?という疑問が私の中に沸々と湧いてくる。

みんながみんな、この機器の使用で能動的に学習に参加できるのだろうか?

 

今の時代、スマホやPC活用が当たり前になっている。

私もその恩恵を大いに受けているが、どの人も全員そうだろうか?

依然としてアナログな感覚の人も多いのではないだろうか?

今の若者や子どもたちはとっくにその壁を制覇しているとは思うし、

世の中全部がその方向に大きく急スピードで動いているのもわかっている。

 

だけど、何か見落としてはいないか?

タブレットを使って文字処理をするのは読み書きが苦手な子にはいいだろう。

情報の受信・発信を機器に頼るのは現代の定番だ。

冒頭の「Information」という言葉は「情報・知識」だから、自由に操れるのは悪いことではない。

 

では、「Communication」ということではどうだろうか?

なんでもかんでもデータで記録を残す時代。

口に出さなくても文字入力で思いや考えを書く。

当たり前になってきている・・・

だけど、児童期の子どもたちがそれ一辺倒になってしまったらどうだろう?

 

と、私自身が情報機器をそれなりにうまく使っているのに、

奥底でこういう心配をしてしまうのはどういうことだろうか?

もっと児童期の子どもたちが培わなくてはいけないことがいっぱいあるんじゃないだろうか?

それは教育現場に身を置いた経験をもつこのばあさんが、

もっともっと考えなくてはいけないことなのではないか。

 

ビックサイトの最先端の機器をチラチラ覗いて感じた違和感を、

ちょっとだけ考えてみようと書き出したけど、堂々巡りに陥っているようだ。

もっともっとじっくりと知って、考えて、探ってみたいと思いました。

 

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