今回は登場人物が多いです

 

登場人物

山本彩→さ  吉田朱里→あ  太田夢莉→お  村瀬紗英→む

向井地美音→おん 岡田奈々→なぁ 村山彩希→ゆう 茂木忍→もぎ

 

 

山本彩視点

今日も仕事しんどいな、朝七時出勤ってほんま何時間働かせる気やねん

もー、はよ家帰ってマンガでも読みたい

 

あ「さや姉ーーー!おはよー」

 

こいつはあかり、私とは同じ職場の同期

いつも恋人作れってうるさいねん

 

さ「なんや、今日も騒がしいなぁ」

 

あ「今日は何月何日でしょうか?」

 

さ「5月1日やろ?」

 

あ「うんうん、じゃあ何の日?」

 

さ「え、なんやろ…わからへん」

 

あ「正解は…こ い 恋の日だよ!ってことで不正解だったから今日の合コンは強制参加な♡」

 

さ「マジかよ…」

 

どうりで今日はメイクばっちりってことね

 

あ「新しい恋さがしにいくよ!」

 

さ「はぁ…」

 

あ「ほら、とっとと仕事終わらせて今日は楽しまなきゃ♪」

 

 

気が付いたらあかりがいつもの三倍のスピードで仕事を進めてくれたおかげで定時前にはすべての仕事が片付いてしまった

ほんとこういうときだけは仕事早いんだよな…

 

 

さ「気合入りすぎやろボソッ

 

あ「え?なんか言った?」

 

さ「いえ、何も…」

 

あ「ならいいや。ほら、いくよ!」

 

 

朱里の手を引かれて入ったお店はフランス料理のお店で男性側の幹事のひとがセッティングしてくれたらしい

案内された先にはスーツ姿の男性4人(茂木、村瀬、太田、岡田)がいた

おそらく仕事終わりなのだろう

 

あ「こんにちはー!あれ、まだ女の子側来てなかったんだ、遅れてるみたいですいません。」

 

もぎ「いえいえ、全然大丈夫ですよ」

 

む「先に料理頼んどきましょうか」

 

しばらくすると全員がそろった

朱里の友達はみんなかわいい子ばかりで私なんかいていいのやら

 

ゆう「遅れてすいません!」

 

おん「ちょっとトラブルがあって仕事長引いちゃいました…」

 

なぁ「いえいえ全然、お仕事お疲れ様です。」

 

朱里、こんなかわいい子よんどったらおこぼれすらももらえんで、どうするん。

そう思いながら朱里を見るとすでにターゲットを決めたようで席替えをしようとしていた

相変わらずやな…

 

あかりは村瀬さん、みおんさんは茂木さんにすでに猛アタック中

肉食女子はすごいな

ゆいりさんは岡田さんにすごいアプローチかけられてるみたい

あっちはあっちで大変やな(苦笑)

 

 

 

ってことで私は幹事である太田さんとゆっくりおしゃべりしていた

彼は朱里の担当している会社の人で、フランスの大学を卒業したばかりの新卒さんらしい

こんなにイケメンでフランス語話せるとかただのエリートやん、やばっ…

ってかどっかで見たことある気がするあの笑顔

まあ、気のせいか

なんで合コンとか来たんやろ

 

 

お「あの、二人で抜けませんか?ほかのみんなはお互い夢中みたいだし」

 

さ「いいですね、酔い覚ましにでも行きましょうか」

 

そういって二人でみんなに騒がれないように抜け出し、近くの公園まで歩いて行った

 

 

 

さ「風気持ちいいですね」

 

お「あの、ちょっと待っててもらっていいですか?自分飲み物でも買ってきます」

 

さ「ありがとうございます」

 

やっぱ優しいんだよな

あ、あとでお金出さな

 

お「山本さん」

 

さ「はい」

そういって後ろを向くと1本の花を持った太田さんが立っていた

 

 

お「フランスだと毎年5月1日にはお世話になっている方にスズランの花を贈るんですよ」

 

さ「そうなんですね」

 

お「送られた人は幸せになるといわれてるんです。だからこれ山本さんに渡したくて」

 

さ「え、なんで私に?」

 

 

お「山本さんだからですよ。僕があなたの事を幸せにするから、その意味を込めて。 だから、僕と付きあってくれませんか?」

 

正直理解するのに時間がかかった

彼の私を見つめてくる真剣な目はとても綺麗だった

 

 

私が差し出された花を断るわけがないやん

だから私は笑顔で答えた

 

 

さ「はい、絶対幸せにしてな?」

 

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なんか、続き書こうとしたらいい感じにならなかったので新しいの書いちゃいました

急いで書いたので展開変になってたらすいません

 

ミセバヤをどういう方向にするかとても悩んでいます…

意見があるならどんどんお願いします

 

この話は番外編も書こうと思ういます