蘭の描き方 動画公開しました。 | 水墨画 八重桜日記  無二無三の世界を目指す旅をしよう

水墨画 八重桜日記  無二無三の世界を目指す旅をしよう

水墨画家小嶋志津のブログです。墨を使い気運生動を生みだす伝統文化である水墨画の技法を次世代へ伝えるため貢献したいと思っております。
沈和年先生に師事。日美展水墨画一般部門準大賞受賞。作家部門入選等

 

蘭の描きかた 『墨蘭』 youtube動画あり 

 

『墨蘭』 F8 画仙紙 墨

蘭の描き方の動画をYouTubeで公開しています。

 

7分程度にまとめました。是非ご視聴くださいニコニコ

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 線と破墨法

蘭の葉は、太い線、細い線、掠れた線等、様々な表情の線で構成されています。

 

蘭のお手本は、線の練習をするために、一番最初に習うお手本ですが、上手に引けるようになるには、ある程度の練習が必要です。

コツですが、線を引くときは、力を抜いて大きく腕を動かします。

 

今回の動画では、墨と墨をぶつける『破墨法』(はぼくほう)という技法をご紹介しています。

破墨法は、先に描いた墨が乾かないうちに、墨を重ねて描いて滲みを生じさせるもので、画面に水墨画ならではの迫力が出ます。また、どんなふうに滲むか予測がつかないので、それが見所でもあります。

 

描き方ですが、濃い墨で早いスピードで線を引きます。勢いが足りないとヒョロヒョロの線になってしまいますので気をつけましょう。ですが、力が入り過ぎると線が固くなるので、力を抜くようにします。

みずみずしい蘭の葉を表現できたら成功です。

 

線の位置や順番ですが、手前にくる線から描きます。ある程度は勢いに任せて描いて、後で花や葉を足してバランスを整えます。

 

花は中墨で描きます。向こう側にある花は、少し薄くします。

花が乾いたら濃い墨で花芯を描きます。

今回は、花を描いた所に葉っぱを濃い墨で重ねて描いた破墨法で滲ませています。

墨の滲みの面白さや美しさを楽しんで頂けましたら幸いです。

 

紙ですが、よく滲む中国の画仙紙(紅星牌)を使用しています。

半切の3分の1のサイズに切ると大体F8の大きさ(少し小さいです。)になります。

 

 

 

今日も最後まで読んでいただきまして、どうもありがとうございました。ニコニコ

 

昨日はサンマをいただきました。以前と比べて高いし、細くなりましたが美味しかったです。

台風が次から次へとやってきて大変ですが、ご無事でお過ごしください。


 

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