臨画のお手本 秋菊 | 水墨画 八重桜日記  無二無三の世界を目指す旅をしよう

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水墨画家小嶋志津のブログです。墨を使い気運生動を生みだす伝統文化である水墨画の技法を次世代へ伝えるため貢献したいと思っております。
沈和年先生に師事。日美展水墨画一般部門準大賞受賞。作家部門入選等

秋も深まり、菊の花が綺麗な季節になりましたね照れ


菊の花のお手本は、半紙サイズです。
題字は『秋菊清旦香』。

秋の澄んだ空気の中、菊が爽やかな香りを漂わせている、そんなイメージでしょうか。

 

 


 

 描き初めは正面から左寄りの大きく開いた菊の花からです。菊の花の中央の花芯部分を濃い墨で描いてから、周りの花弁を描いていきます。花芯部分は濃い墨で、花弁は中墨で線描き(骨描き・ほねがき、ともいいます。)をします。ふっくらと柔らかく描きましょう。

 
 花の下の大きな葉っぱは三墨法で描きます。筆に三墨法で墨をとり、筆を寝かせて描くと、三墨法のグラデーションができます。

 上の方の小さな葉っぱは中墨で描き、濃い墨で葉脈を描き入れましょう。

 

 花瓶も中墨で、筆の水分をよく切って、乾いた質感を出しましょう。ところどころを薄い墨や濃い墨にすると、焼き物の花瓶の雰囲気が出せますね。

 

 お花や葉っぱの位置は、描きながらバランスを見て、もし花が小さくなってしまったら、もう一輪足したりしてみて下さい。

 下書きなしで直接描くのが怖い方には、慣れるまでは、半紙に柔らかい4Bくらいの鉛筆で大まかな形を描いてから描いてもいいです。

 

 白菊がパッと元気よく咲いている雰囲気を出すことができれば良いと思います。100点ウインク

 小筆で題字を描き、記名と(あれば)雅印を押して完成です。ちなみに題字は、その絵を描いた動機を記したものなので、好きなように変えても大丈夫です。絵にご自分の好きな言葉を書き添えても素敵ですね照れ

 

 

本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました

 

 

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